最も重要な“感情(キャラクター)”はカナシミ!? 米心理学者が「インサイド・ヘッド」を解説
2015年7月11日 11:00

[映画.com ニュース] アメリカ・カリフォルニア大学の心理学教授であるダッチャー・ケルトナー氏が、ディズニー/ピクサー最新作「インサイド・ヘッド」の主人公である少女ライリーの心理状態について、専門家の視点から解説した。
「インサイド・ヘッド」は、「カールじいさんの空飛ぶ家」(2009)でアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したピート・ドクター監督が、ロニー・デル・カルメン監督と共同でメガホンをとった冒険ファンタジー。11歳の少女ライリーの頭の中を舞台に、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミという5つの感情が騒動に巻き込まれるさまを描く。
生物学的な観点から、人間の道徳的直観力や善良さについて研究しているケルトナー氏は、ライリーが11歳であることに触れ「思春期は感情が全面的に変化する時期。この時期、ティーンエイジャーは喜びや幸福感が大きく下落する傾向が強いと知られています。両親への遊び心が減り、陽気さや愉快さが薄れる時期なのです」と話す。劇中では、引っ越しによる生活の変化がライリーの心に大きく影響するが、思春期真っただ中という年齢も、精神が不安定になる大きな要因であると考えを示した。
本作の肝となるのは、感情をコントロールする“司令室”から放り出され、仲間と離れ離れになってしまったヨロコビとカナシミの冒険。ライリーを悲しませるばかりでいつもしょぼくれており、ヨロコビからは若干煙たがられているカナシミだが、ケルトナー氏は、カナシミの存在こそが重要であると続ける。「『インサイド・ヘッド』では、ヨロコビはカナシミとの旅の中でカナシミの役割に気づいていきますが、このように、思春期の中で人はゆっくりと自分の感情をコントロールできるようになっていきます。映画では、カナシミの存在が、人が成長する過程でとても必要な感情だということが描かれています」と力を込めた。
また、本作の共同監督を務めたデル・カルメン監督は、映画の完成後、ライリーと同じ年頃の子どもたちに作品を見せたと明かす。「子どもたちは生きていく上で、感情が色々なことの助けになることを理解してくれていたよ。彼らは“カナシミが好き”など、キャラクターのよさも分かってくれた。また、自分の生活の中で、ビビリが頭の中で活躍している、などと言い合うことで、感情が何のためにいるのか考えてみようとしていたよ」と満足げに振り返っていた。
「インサイド・ヘッド」は7月18日から全国公開。

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