薬師丸ひろ子、35年ぶり声優挑戦で母親役演じ「大変に難しい作業でした」
2015年7月2日 10:05

[映画.com ニュース] 「世界名作劇場」シリーズなどを制作した日本アニメーションの40周年記念作品「シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島」の完成披露上映会が7月1日、都内の劇場で行われ、声優を務めた村中知、田辺桃子、薬師丸ひろ子、鹿賀丈史と、同社の石川和子代表取締役が舞台挨拶に立った。
日本アニメーションが「STAND BY ME ドラえもん」の白組とタッグを組み、「アラビアンナイト(千夜一夜物語)」に記された物語「シンドバッド」をアニメ映画化。海へのあこがれを抱く少年シンドバッドが、怪集団にさらわれた伝説の魔法族の姫サナを救うため、大海原に旅立つ。
シンドバッドの母親・ラティーファ役を担当した薬師丸は、竹宮恵子氏原作のSFアニメ「地球へ…」(1980)以来、約35年ぶりにアニメ映画の声優に挑戦。「自分が(実写で)演じているところに声をのせることはありますが、アフレコという仕事は、自分と違う(アニメの)人物に声をのせるということで、大変に難しい作業でした」と振り返った。
さらに、息子を送り出す母親という役どころだけに、「私は子どものころから勝手にどこでも1人で出かけて、海外に行ったり、そこらへんどこでも行くのを、止めても行くだろうと(自身の)母は見送ってくれました。私にはとってもできない」としみじみ。そして、子ども連れでにぎわう客席に対し「お子さんの背中を押してあげるのはとても勇気のいること。この映画をお子さんとご覧になって、新しい生活の何かヒントになったらいいなと思います」と呼びかけていた。
また、主役のシンドバッドに生命を吹き込んだ村中は、「シンドバッドみたいになりたいとか、こういう弟がいたらなとか、愛されるキャラクターになればいいなと思っていました」と役作りのポイントを明かす。一方で、ヒロイン・サナ役で声優初挑戦となった田辺は、アフレコ時は「緊張と不安しかなくて……」と吐露。それでも村中から、「魂のこもったサナの声を聞いて、『こんな表現もあるんだ』と感動しました」と太鼓判を押されると、「アドバイスを皆さんに頂いたりして、何とかサナちゃんが生きられたかな」と安どの表情を見せていた。
「シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島」は、7月4日から全国で公開。3部作の構成で、第2部は12月、第3部は2016年3月の公開を予定している。
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