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ルーカスフィルム&ILM「スター・ウォーズ」バーチャルリアリティを開発中

2015年6月22日 11:10

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サンフランシスコILMのヨーダ像
サンフランシスコILMのヨーダ像
写真提供:アマナイメージズ

[映画.com ニュース] ルーカスフィルムと傘下のVFX工房インダストリアル・ライト&マジック(ILM)が、バーチャルリアリティのコンテンツ開発のためにILMエクスペリエンス・ラボ(ILMxLAB)を立ち上げたと、USAトゥデイ紙が報じた。

ILMxLABのクリエイティブ・ディレクターを務めるジョン・ゲイタ氏(「マトリックス」シリーズ)は、「ぼくらが目指しているのは、映画の2次元世界を押し広げて、映画そのままの解像度で出来た世界にファンが入れるようにすることです」と説明。デモンストレーションとして、ゲイタ氏は「スター・ウォーズ」をもとにしたシーンを披露した。砂埃の村を舞台にR2-D2とC-3POがストームトルーパーたちから隠れるという場面で、iPadを持ったユーザーは360度好きな方向を見て探索することができる。

また、同じ場面はVRゴーグルのOculus Riftでも体験可能で、こちらはX-ウィングのパイロットの視点として、飛行する戦闘機からその様子を見ることができるようになっている。このテクノロジーは、ディズニーパークのアトラクションとして発表された後、市販のVRゴーグルに対応させるそうだ。

ILMがバーチャルリアリティや拡張世界の開発に挑むのは、要となるVFX事業においてヨーロッパやアジアのライバルとのクライアント獲得競争が激化している背景がある。なお、現在開発中のものは「スター・ウォーズ」を題材にしているが、今後はマーベルやピクサーなどを含むディズニー作品を対象にする可能性があるという。

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