99歳の元零戦パイロットの証言から戦争を紐解くドキュメンタリー、終戦記念日に公開
2015年6月18日 14:00

[映画.com ニュース]零戦最後のパイロットの経験談を軸に、「第二次世界大戦」の真実を紐解くドキュメンタリー映画「ひとりひとりの戦場 最後の零戦パイロット」の公開日が終戦記念日である8月15日に決定した。
戦後70年を迎える今年の8月に99歳を迎える元零戦パイロット・原田要さんと、日米双方の元軍人、日系ハワイ移民二世、学芸員たちによって今も続いている生き残った者の悲しみを、「陸軍登戸研究所」(2013)で、優れた活躍をした映画製作者に贈呈される藤本賞奨励賞を受賞した楠山忠之監督が映し出す。
原田さんは、真珠湾攻撃作戦、ウェーク島の戦い、ポートダーウィン空襲、セイロン沖海戦、ミッドウェイ海戦、ガダルカナル島戦に参加。戦闘機パイロットとして見た「南京事件」や、成功の影で隠ぺいされてきた真珠湾攻撃の悲劇「ニイハウ島事件」などの真実が明かされる。
「ひとりひとりの戦場 最後の零戦パイロット」は8月15日から、東京・渋谷ユーロスペースほか全国で公開。
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