フランクルの名著「夜と霧」が映画化
2015年6月14日 06:30

[映画.com ニュース] オーストリアの精神科医・心理学者ビクトール・フランクル(1905-1997)の世界的名著「夜と霧」が、初めて映画化されることになった。
「夜と霧」は、ナチスの強制収容所から家族を失いながらも生還したフランクルが、その体験を綴り、生きる意味を問うた思索の書。1947年の初版以降、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれている。
今回、CBSニュースほかのアンカーを務め、5度のエミー賞受賞経験を持つ米ジャーナリストのジゼル・フェルナンデスとFuego Filmsが同書の映画化権を獲得し、プロデュースにあたる。米Deadlineによれば、フランクル自身は映画化権を譲渡する意思がなかったようだが、このほど遺産管理団体がフェルナンデスとの契約に合意したという。
監督やキャストは未定だが、脚本を手がけるアダム・ジブゴットによれば、収容所の悲惨さを描くのではなく、既存の映画のなかでは「ライフ・イズ・ビューティフル」(1998)に最も近いスピリットの作品になるようだ。
なお、フランスのアラン・レネ監督の1955年のドキュメンタリーに、やはりアウシュビッツ収容所を題材にした同名の「夜と霧」という作品があるが、こちらのほうが原題に忠実で、フランクルの書籍の原題は「Ein Psychologe erlebt das Konzentrationslager」(心理学者、強制収容所を体験する)、英題は「Man's Search for Meaning」(生きる意味を探して)となっている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】GWにぜひ堪能してほしい特別な体験【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】人類終了のお知らせ! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー