ジュリエット・ビノシュ、「大地」パール・バック伝記映画に主演
2015年5月31日 12:10

[映画.com ニュース] 仏女優ジュリエット・ビノシュが、「大地」で知られる米ノーベル文学賞作家パール・S・バックの伝記映画「パール(原題)」に主演することがわかった。
米バラエティが報じたもので、ロクサーヌ・メッシーナ・キャプターが監督、ビルモス・ジグモンドが撮影監督を務める。2016年に中国の浙江省、上海、プラハでの撮影が予定されている。
アメリカ人宣教師の娘として生まれたバックは、幼少期に両親とともに渡った中国で前半生を過ごした。その経験をもとに、中国の農民たちを描いた1931年の小説「大地」がピュリッツァー賞、さらに38年にはノーベル文学賞を受賞。後年はアメリカで暮らし、知的障害を持つ実の娘と多くの孤児を自ら育てたほか、孤児や障害児を支援するための「パール・バック財団」を設立した。
なお、ビノシュがクリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツと共演したオリビエ・アサイヤス監督の新作「シルス・マリア(原題)」は、「フランス映画祭2015」(6月26~29日)での上映が決定している。
関連ニュース






【第78回カンヌ国際映画祭】オフィシャル・セレクション発表、早川千絵監督作など日本映画3本 応募作は過去最高の2909本、現代社会の暴力、愛、寛容など描く作品目立つ
2025年4月10日 23:00
取材 海外映画祭