みずみずしいヌード話題に　J・ビノシュ初主演作、無修正版初DVD化

(C)1985 T Films / Films A2

［映画.com ニュース］　フランスを代表する名女優ジュリエット・ビノシュの初主演作「ランデヴー」（1985）の無修正版が、日本で初めてDVD化されることがわかった。当時20歳過ぎのビノシュが、若くみずみずしい肉体を惜しげもなく披露している。

地方からパリに上京した女優志望のニーナ（ビノシュ）は、複数の男性と関係を持ち、奔放な日々を送っていた。ある日、同棲相手の部屋を出る決心をしたニーナは、訪れた不動産屋のポーロに好意を持たれ、ポーロの家に転がり込む。そこで、ルームメイトで俳優のカンタンと出会う。ニーナは、激しく破滅的な雰囲気の漂うカンタンに引かれ、一夜をともにするが、その直後にカンタンは自殺ともとれる交通事故で死亡。女として、女優としてのニーナの人生が変わっていく……。

昨年「トスカーナの贋作」（アッバス・キアロスタミ監督）で、カンヌ映画祭主演女優賞を受賞したビノシュ。本作では、求められるまま自ら洋服をはぎ取って全裸になるなど、大胆な性描写が話題を呼んだが、ビノシュの気品ある美しさと演技力は、すでに未来の大女優としての貫禄を備えていた。「かげろう」の名匠アンドレ・テシネがメガホンをとり、長編監督デビュー前のオリビエ・アサイヤスがテシネ監督と共同で脚本を担当。本作でカンヌ映画祭監督賞を受賞した。

「ランデヴー」無修正版は7月6日、キングレコードから発売。3990円。