鈴木京香、「おかあさんの木」舞台の長野県で自身発案の読み聞かせキャンペーン開始
2015年5月18日 15:30
小学校の国語教科書で長年にわたって愛され続けてきた、大川悦生氏による同名児童文学を映画化した同作は、戦争で引き離された母と息子たちの普遍的な愛を描いている。鈴木は「70年前、家族と離れてひとり戦場へ旅立った子どもがいたこと、子どもを断腸の思いで見送り、帰りを待ち続けたお母さんがいたことを、(現代の)子どもたちに知ってほしい」と全国読み聞かせキャンペーンを発案。5月14~21日に全国5カ所(長野、名古屋、大阪、鹿児島、広島)の小学校を訪問し、原作本と鈴木が選んだ民話の読み聞かせを行う。
その1カ所目として訪れた長野県上田市の小学校で、鈴木は30人の生徒に「ねずみのすもう」「おかあさんの木」を読み聞かせた。時折、子どもたちの目を見ながら感情豊かに表現する鈴木の読み聞かせに、最初は緊張していた子どもたちもいつしか熱心に聞き入っていった。
読み聞かせを終えた鈴木は「みなさんがキラキラした目で真剣に聞いてくださって楽しかったです」と充実した様子で、「これからもっともっと大勢の人に知ってもらうために、いろんなところをまわってきます。みなさんには映画を見てもらって、お友達と感想を話し合ってもらいたいです」と呼びかけた。
また、同キャンペーンでは、子どもたちに平和を願って折り鶴を作ってもらい、21日に訪問する広島で鈴木が平和記念公園に寄贈する。折り鶴を預かった鈴木は「みなさんに頂いた折り鶴はきちんと広島にしっかり持って行きますね」と子どもたちと約束した。
「おかあさんの木」は6月6日全国公開。
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