個性派俳優でんでん、アニメに! 映画「極道大戦争」スピンオフアニメ制作決定
2015年4月13日 21:20
[映画.com ニュース] 三池崇史監督作「極道大戦争」に出演する、個性派俳優でんでんを主人公に据えたスピンオフショートアニメ「極道酒場でんでん 極道大戦争外伝」が製作されることが決定し4月13日、でんでんが都内のスタジオで公開アフレコに臨んだ。
映画では、ヤクザバンパイアにかみつかれた人間がヤクザ化してしまうという完全オリジナルストーリーを市原隼人主演で描き、でんでんはヤクザバンパイアに血の提供をする居酒屋の店主を演じている。アニメではその店主をモチーフにした「でんでん虫」のキャラクターが主人公となり、映画には登場しない居酒屋の客たちのトラブルを解決していくという物語になるという。「秘密結社 鷹の爪」「貝社員」などで知られるDLEが製作を手掛ける。
でんでんは、今回のアニメ化を「初ものづくしで、初主演、初アニメ、初アフレコ」と喜び、「とにかく本が面白いんですよ」と満足げに語った。いざ収録が始まり、「テンション高めでお願いします」と指示が出ると、意気込んで挑戦んするものの「ダメだ! できないや! 恥ずかしい(笑)」と照れまくり。「あれでも僕の中ではテンション高めなんですよ」と困惑顔で、報道陣の笑いを誘った。
収録後の取材では、声優のオファーを受けたときの心境を「何でもやってみたいなと思っている。アニメーションの自分の似顔絵もいい感じで、3割がた男前に描いてくれている(笑)。今日も楽しみにしていたんです」と65歳での初挑戦に笑顔をのぞかせた。
また、映画で共演した市原と初めて対面した際には「坊主頭で『市原です! よろしくお願いします!』と言われた。『どこのエキストラかな? 行儀がいいな』と思った(笑)」と冗談交じりに告白。さらに「僕の(セリフを覚える)自主トレによく付き合ってくれたのを感謝しています。1回終わって、僕が勝手に自主トレしていても、彼が立ち上がって『はい!』って。すごく好青年だということです」と素顔を明かしていた。
ショートアニメ「極道酒場でんでん 極道大戦争外伝」は、映画の公開に先駆けて「GyaO!ストア」をはじめ、動画配信サービスなどで公開される予定。映画「極道大戦争」は、三池監督がメガホンをとり、市原をはじめ、成海璃子、高島礼子、青柳翔、渋川清彦、優希美青、ヤヤン・ルヒアンらが共演。6月20日から東京・TOHOシネマズ新宿ほか全国で公開。