ゾンビ座長・日村勇紀、後輩の演技よりも睡眠補充優先
2015年4月11日 16:40
[映画.com ニュース] 「バナナマン」の日村勇紀の長編映画初主演作「新選組オブ・ザ・デッド」が4月11日、全国11館で公開された。日村は、共演の山本千尋、川岡大次郎、チャド・マレーン、渡辺一志監督らと、東京・新宿バルト9での舞台挨拶に臨んだ。
登壇者全員が劇中衣装で登場したこの日、大トリを務めたのが籠に揺られながら現れた日村だ。ゾンビメイクをほどこし、準備に余念はなかったが「なんか驚かせてやろうっていう気持ちが裏目に出ました」と吐露すると、場内からは失笑がもれた。
坂本龍馬役として出演も兼ねた渡辺監督は、「タイトルが先に思い浮かんで、誰をゾンビにしようかと考えたとき、日村さんの顔がふっと浮かんだ。そうしたら、屑山下衆太郎という名が見えた」と製作経緯を説明。一方の日村は、「(出演を)決める、決めないは僕に権限がないんです(笑)。映画をやるって聞いて、役の説明を受けるとき、マネージャーの顔が半笑いだった」と明かした。そして、「よく考えたらゾンビって『アアア』しか言わないから、セリフを覚える必要がないから楽でしたね」と振り返った。
今作には、日村の所属事務所の後輩にあたる桜井宗忠も出演している。渡辺監督が「桜井さんの撮影の日、『今日は日村さんが僕の芝居を見てくれる』と喜んでいたのに、現場にはおらず、メイクルームで寝ていた」と暴露すると、日村は「(ロケ地の)日光江戸村がすごく天気がよくて、寝るにはピッタリだった。移動の車中で2時間半くらい寝ていて全く眠くなかったんですが、下衆太郎ですから、どこかで下衆なことをやらないとね」と、してやったりの表情を浮かべた。
男装の美少年隊士に扮した山本は、「太秦ライムライト」で銀幕デビューを果たした新鋭。2作目となった今作について「いつか時代劇に出たいと思っていました。ゾンビ映画なのでちょっとジャンルが違うかな? と思いましたが、立ち回りもさせて頂いて楽しかった」とニッコリ。渡辺監督と3度目のタッグとなった川岡は、「大ちゃんの裸のシーンがあります! ジュワってなってもらえたら」とアピールに努めていた。
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