「ソロモンの偽証」成島出監督、藤野涼子&板垣瑞生の演技力最下位からの成長を称賛!
2015年4月6日 18:30
[映画.com ニュース] 宮部みゆきのベストセラー小説を2部作で映画化した完結編「ソロモンの偽証 後篇・裁判」の先行上映が4月5日、都内で行われ、主演の藤野涼子、共演の板垣瑞生、成島出監督が舞台挨拶に出席した。
ある雪の日に見つかった男子中学生の遺体。警察は自殺と断定するが、殺人事件だとする告発文により事態は一変する。「前篇・事件」に続く本作では生徒たちによる“校内裁判”が開廷し、真実が明かされていく。
同2部作で役名・藤野涼子のままデビューした藤野は、「オーディションも合わせてみんなで1年以上頑張ってきたので、公開されるのが嬉しいと共に、みんなと別れる寂しさがあります」と告白。また板垣は本作を通じて「いろんな人と出会えたことが幸せだし、見てもらえて嬉しい。人生で一度、経験できるかできないかという作品に関わることができた」と充実した表情をのぞかせた。
周囲の友人も前編を鑑賞しているという藤野は「前編を見て『こんなところで終わるなんて! もっと見せて』と友だちから言われます(笑)」と周囲の反応に手応えを感じている様子だ。一方、板垣は「友だちからは『お前が犯人じゃねえか?』と言われるので、後編を見るように勧めています(笑)」と笑みを浮かべた。
劇中では中心的な役割を演じている2人だが、成島監督は「実はワークショップをしていて、子役からやっている子たちもいたので、残ったキャストの中で2人の演技力は最下位だった」と明かす。「ただ、2人の真っ直ぐなまなざし、心に賭けてみようと思いました。スタッフからは『間に合わない』と反対も多かったのですが、この2人で成立しないならやめようと思った。見事にやりきってくれて感謝しています」とその成長を称えた。
後編、特に目玉となる約300人の傍聴人の前での裁判シーンについて藤野は「表現する難しさを知りました。何度も何度もNGを出して演じて、NGの時は『なんでこんなに出来ないのか?』と思いましたが、監督、スタッフのおかげで自分でも納得のできるシーンになりました」と苦労の末につかんだ自信を口にし、「(女優人生の)第一歩としていい作品に出させていただきました」と力強く語っていた。
「ソロモンの偽証 前篇・事件」は公開中、「ソロモンの偽証 後篇・裁判」は4月11日全国公開。
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