LGBT活動家の東小雪氏、挙式した同性パートナーと仲睦まじく写真撮影!
2015年4月3日 14:20

[映画.com ニュース]第72回ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門作品賞にノミネートされた英映画「パレードへようこそ」の公開記念イベントが4月2日、東京・シネマート六本木で行われ、元タカラジェンヌでLGBT活動家の東小雪氏と、女装家でエッセイストのブルボンヌが出席した。
1980年代、実際にあった炭鉱労働者たちのストライキと同性愛者たちの友情を、涙と笑いを交えて描くコメディ作。LGBT活動家として尽力し続けている東氏は、「日本でも違いを受け入れ、多様性を認めていこうという風に少しずつなっていると思う。30年前のイギリスはこんな感じだったと、日本の現状とあわせて見られて胸が熱くなりましたね」と感慨深げ。ブルボンヌも、「LGBTという少数者はみんな一致団結しているのかというと、そうではない現実がどこにもある。そういうこともちゃんと描かれていましたね」と同調していた。
さらに東氏は、東京・渋谷区が日本で初めて同性カップルに証明書を発行する条例を可決させたことに触れ、「同性のパートナーと私は渋谷区に住んでいるのでとてもうれしくて、可決の瞬間も議場におりました」とニッコリ。「世田谷区でもLGBT支援の動きがあり、宝塚市でもサポートしようと市長が宣言しました。横浜市でも動きが出ているので、全国にも広がってほしい」と目を輝かせる東氏に、ブルボンヌは「イギリスでそういうパートナー法が出た時は、エルトン・ジョンが第1号になって話題になった。ぜひ証明書発行の第1号になってください!」と激励していた。
イベント後には、ブルボンヌと東氏それぞれの同性パートナーが見守るなか、報道陣による囲み取材が行われた。2013年に同性挙式を挙げた東氏と増原裕子氏は、左手薬指の指輪を見せながら仲睦まじく写真撮影。現在の生活を「お仕事したり家事をしたりケンカしたり、男女の夫婦と変わらない生活をしています」といい、「パートナーのご両親は本当に応援してくださって、結婚式にも出席してくださいました。今でもお家を行き来して、仲良くさせていただいております」と幸せそうな笑顔で語っていた。
「パレードへようこそ」は、4月4日から公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ