女子高生がパンチパーマで壮絶アクション 三池崇史監督「極道大戦争」
2015年3月26日 11:00
坂口は園子温監督の「TOKYO TRIBE」に出演し、同作でヒロイン役を務めた清野菜名とともに、大男を向こうに回してアクロバティックなアクションを披露。もともとアクションが大好きで、「TOKYO TRIBE」のアクション監督・匠馬敏郎(元アクション俳優の坂口拓)のもとでトレーニングをしていたところ、園監督に見出されて「TOKYO TRIBE」に出演したという経緯がある。公式プロフィールでは身長148センチと小柄で、中世的な容姿もあって観客から「小学生の男の子?」といった声もあがったが、1996年生まれで当時紛れもない現役女子高生。今年3月に高校を卒業したが、「極道大戦争」の撮影も坂口がまだ女子高生だった昨年4~5月に行われている。
「極道大戦争」はバンパイアのヤクザに噛みつかれた人間が次々とヤクザになってしまうという設定のアクション作品。坂口が演じるマサルは、借金苦で一家心中を図ろうとしていたところを神浦組の組長・神浦(リリー・フランキー)に助けられ、その神浦を狙う刺客に父親を殺害されたことで、ヤクザバンパイアとなって復しゅうすることを決意。大斧を振り回して暴れ狂うという役どころだ。
「ヤクザといえばパンチパーマ」という発想で髪型をパンチパーマにすることになったが、カツラではなく、三池監督行きつけの床屋に足を運び、地毛にパーマをあててもらったという。坂口は「女子高生の自分がパンチパーマをあてるという貴重な体験をさせていただき、『極道大戦争』には感謝するばかりです! 初めて自分のパンチパーマを触った時は女ながらも興奮してしまいました!」と述懐。アクションシーンの撮影にも、「ビシッときめた自分の頭に負けないように気合いを入れて挑みました」と話している。6月20日全国公開。