インドネシア国民、日本のテレビ番組は「出演者かっこいい」
2015年3月8日 18:30
[映画.com ニュース] スカパーJSATは、東南アジアの3カ国(インドネシア・タイ・シンガポール)の若者を対象に、日本の文化や日本のテレビ番組がどのように受容されているかを探る調査「現代テレビ考2015『東南アジア』編」を、1月中旬に実施した。調査結果から、三菱総合研究所情報通信政策研究本部ICT利活用戦略グループの安江憲介主席研究員が分析した。
3カ国とも、日本の魅力は「日本のアニメ・マンガ」「日本食」との回答が多く、日本のテレビ番組の魅力については「日本について学べる」「映像がきれい」「出演者がかっこいい」を挙げる人が多い。また日本のドラマやアニメは「これからも見たい」とし、日本のテレビの番組は「リアリティがある」「ユーモアがある」「独創的」「ストーリー展開が優れている」と評価する人が多かった。これら結果から、安江憲介主席研究員は、各国について次のように分析、コメントする。
インドネシアでは「WAKUWAKU JAPANが展開中のインドネシアだが、調査からは日本のテレビ番組への期待が大きいということが分かった。欧米に比べれば、インドネシアを含めて東南アジアの市場規模はまだ大きくはないが、この期待と、増加傾向にある人口や経済成長率など高い市場ポテンシャルをどのように今後のビジネスにつなげていくかが鍵になる」。また「出演タレントがきれい・かっこいい」が最も多かったのはインドネシアで、3カ国の中では、日本人と容姿の好みが近いのはインドネシアかもしれないとする。
タイについては、「日本のドラマ・アニメへの視聴意向が高かったタイだが、自由記述の回答からも日本のテレビ番組への評価の高さがうかがえる。タイの事業者でも海外コンテンツをどのように調達するかというのが課題のひとつになっており、まだまだ開拓の余地があると言える」と話している。さらに、シンガポールに対しても「番組の中での喫煙シーンの放送が禁じられているなど、放送内容の規制を日本のテレビ番組との違いとして挙げる人もいる。また、都会的なシンガポールとの対比なのか、日本の自然への関心も思ったよりも高いと感じた。多忙のため時間がないという回答なども考えると、日本のテレビ番組の視聴者を新たに獲得するのは簡単ではないと思うが、欧米にはない日本の良さを番組として提供し、さらにその出口としての食や観光といった波及効果が追及できるとおもしろい」。
なお、スカパーJSATは海外向け日本コンテンツ専門ch「WAKUWAKU JAPAN」(ワクワクジャパン)をインドネシアとミャンマーで運営しており、2月22日に開局1周年を迎えた。(文化通信)
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