祥子、オールヌード披露の初主演作は「女性が見ても勉強になる」
2015年2月15日 17:30

[映画.com ニュース]江戸川乱歩没後50年記念映画「D坂の殺人事件」が2月14日、東京・渋谷のユーロスペースで公開され、本作で映画初主演を飾った祥子をはじめ共演の河合龍之介、木下ほうか、窪田将治監督が舞台挨拶に出席した。
映画は、乱歩の名作小説を原作に、ある殺人事件の裏に潜む人間の愛憎や情欲をテーマに描く。D坂で、蕎麦屋の主人が謎の死を遂げた。探偵・明智小五郎とその妻・文代は他殺と見て独自に調査を開始するが、やがて事件に関する人間たちのおぞましい肉体関係を目の当たりにすることになる。
「週刊ポスト」の人気企画「謎の美女シリーズ 祥子の事。」で大胆なグラビアを披露し注目を集めるながらも、その素性が秘密にされていた祥子。映画ではオールヌードの濡れ場と過激なSMシーンに挑んでおり、「女性が見ても勉強になるし、エッチな気分になって帰れると思う。男性だけじゃなく女性の方にも広めてほしい」とアピール。そして、舞台挨拶はバレンタインデーの夜に行われただけに、「(映画が)私からのプレゼントになればいいなと思います」とほほ笑んだ。
そんな祥子について、窪田監督は「素人をキャスティングしたみたいなところで、不安もあった」と吐露。それでも「逆に、スポンジのように吸収していった」と振り返り、「すごく妖艶で、いい感じになっていると思います」と惜しみない賛辞を送った。
また、俳優陣と祥子の絡みも見どころのひとつ。祥子演じる古本屋の妻に思いを寄せる青年に扮した河合は、緊縛する縄が嫉妬や束縛を象徴する記号だと説明した。妻を緊縛する古本屋の店主役の木下は、撮影前に縄の扱いを練習したといい、「自主練という形で、自分1人でやるんですが、どうにも困りました。時にはクッションを巻いたり、最終的には人間でやりたいから(男性の)後輩を呼び出した」と明かし客席を驚かせていた。
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