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原作世界をアニメで再現「劇場版ムーミン」グザビエ・ピカルド監督に聞く

2015年2月12日 16:35

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グザヴィエ・ピカルド監督
グザヴィエ・ピカルド監督

[映画.com ニュース]多くの日本人に愛されるキャラクター、ムーミン。しかしその性格や、物語の中身までは知らないという人も多いのでは? そんなムーミンの魅力のつまった映画「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」がまもなく公開する。このほど来日したフランス人のグザビエ・ピカルド監督に話を聞いた。

本作の企画を持ってピカルド監督とプロデューサーのハンナ・ヘミラが原作者トーベ・ヤンソンの姪で著作権を管理するソフィア・ヤンソンの元を訪ねた時、既にアメリカの大スタジオが映画化の企画を持ち込んでいたという。「僕のスタジオは職人気質の小さなスタジオ。『ハリウッドに資金面ではかなわないけど芸術面において提案できることがあります』と言い、6カ月待ってもらい、ハンナと一緒に2分半の作品を作ったんです。それを彼女が気に入ってくれて製作が決まりました」。

芸術面の提案についてこう説明する。「ムーミンとは伝統的に紙に絵を描いて作るべきだと僕の直感は言っていた」といい、手描きのアニメーションで原作の世界観を再現した。「そのうち、ハリウッドによる立体的ムーミンを3Dメガネで見る日が来るかもしれないけど、僕には想像もできません。僕が作りたかったのはヤンソンの世界をアニメで再現すること。彼女の作品は、絵の美しさだけでなく構成なども含めて完璧です。原作は白黒ですが、カラーで描く上で、リビエラのシーンは温かみのある黄色、決闘場面はブルーといった具合に、ひとつの場面構成にひとつの色を決め、グラデーションさせていく方法で色を付けていきました」。

画像2(C)2014 Handle Productions Oy & Pictak Cie (C) Moomin Characters TM

単に「カワイイ」だけでないのがムーミンの特徴。本作でもムーミンとその一家はバカンス先で、まさにやりたい放題のマイペースぶりを発揮する。その姿は時にアイロニーをもって現代社会を切り取り、人生の不条理や難しさが独特の笑いと共に描かれている。ピカルド監督は「ユーモアと共に様々な価値観が描かれているのです」とうなずく。

原作者・ヤンソンは画家で児童文学者であると同時に風刺漫画家でもあった。監督の母国フランスで起きたシャルリーエブド社襲撃事件をきっかけに日本でも風刺やユーモア、表現の自由の在り方が議論されている。ピカルド監督は「表現や報道の自由は民主主義の基本原則」と断った上で「表現が規制されるべきではありませんが、我々は自分の意思であのような表紙を拒否し『見ない』『買わない』と決める自由があります。あの悲劇で世界が広くシャルリーエブド社を知ることになりましたが、実際にはあの事件以前、人々の意思と選択の結果、シャルリーエブド社は破産寸前だったのです」と法の規制ではなく、もちろんテロという手段でもなく、人々の意思により、表現が論じられることが理想だと示唆する。

AKIRA」にジブリ作品、押井守など日本のアニメに多大な影響を受け、何度も来日しており、実際に日本のスタジオで日本人アニメーターと仕事をしたことも。「フランス式と日本式の良いところをミックスしたのが僕のスタジオなんだよ」と笑いつつ、日本での公開に自信をのぞかせていた。

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」は2月13日から全国公開。

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