日本最年少の映画監督、仲村颯悟5年ぶりの新作「人魚に会える日。」公開決定
2015年2月2日 13:15
1996年に沖縄で生まれた仲村監督は、小学生の頃から映画を撮り始め、2010年に当時13歳で発表した長編デビュー作「やぎの冒険」がTV番組を通してビートたけしから絶賛され話題を呼んだ。現在は関東に住み、慶應義塾大学に通う大学生だ。
長編2作目となる新作は、14歳の頃に書き上げていたオリジナル脚本を基に、普天間基地移設に伴う辺野古沖埋め立て問題をテーマに盛り込んだ。賛成、反対では片付けられない県民の思いを感じながら、学生有志達と全編自主制作で撮影し、キャストには、Coccoをはじめ沖縄で活躍中の俳優陣が参加する。
普天間基地移設予定地の「辺野座」を舞台に、不登校になった裕人と裕人を心配する同級生のユメ、ジュゴンを辺野座で探すカメラマンと編集者らの心に葛藤が生まれる様を描く。メディアが語らないことを、ファンタジーへ昇華した物語で、海外の映画祭出品も今後予定されている。
仲村監督は「18年間沖縄で見てきたもの、感じたもの。沖縄を離れて暮らす今、『伝えなければいけない』そう思い、選んだ手段は自主制作映画でした。全員大学生の素人スタッフと、沖縄を代表するキャストの皆さまの協力により無事、完成を迎えようとしています。『青い海、青い空に囲まれた美しい島』それだけではない沖縄を、ぜひ日本中、世界中の全ての人へ伝えていきたいです」とコメントを寄せている。
「人魚に会える日。」は自主制作・自主配給により2015年に全国順次公開予定。
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