美術家、内藤礼の作品世界に迫るドキュメンタリーが9月公開
2015年1月25日 09:00

[映画.com ニュース] 「はじまりの記憶 杉本博司」(2012)を発表した中村佑子監督が美術家の内藤礼氏の作品世界に迫ったドキュメンタリー「あえかなる部屋 内藤礼と、光たち」の公開が、9月に決定した。
これまで制作する姿を人に見せなかった内藤氏に2年にわたり密着。内藤氏にはカメラを向けず、美術家の問いの本質をドキュメンタリーとして掘り下げた。瀬戸内海の豊島美術館にある「母型」という作品を軸に、作品世界に誘われる5人の女性の人生を交差させ、フィクションともドキュメンタリーともつかない映像で表現した。
なお現在、完成に向けたポストプロダクションにかかる費用、海外に作品を紹介するための英語字幕版製作費をクラウドファンディング(https://motion-gallery.net/projects/aekanaru)で2月27日まで募っている。また、2月21日には中村監督と文筆家の鈴木るみこ氏による「内藤礼を撮ること、書くこと」と題したプレイベントを都内で開催する。
「あえかなる部屋 内藤礼と、光たち」は9月から渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
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