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猫ひろし、マラソン引退後も生涯カンボジア人「外タレとしてやっていく」

2015年1月9日 10:48

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リオデジャネイロ五輪を目指す猫ひろし
リオデジャネイロ五輪を目指す猫ひろし

[映画.com ニュース]お笑い芸人の猫ひろしが1月8日、東京・新宿明治安田生命ホールで行われた、名匠ケン・ローチ監督最新作「ジミー、野を駆ける伝説」の試写会イベントに登壇した。

映画のタイトルにちなみ「野を駆けるマラソン芸人」として登場した猫。現在は、2016年に開催されるブラジル・リオデジャネイロ夏季オリンピックに向け練習を積んでいると話すが、20年の東京オリンピックに関しては、「その頃はもう43歳。猫なら3回くらい死んでいる」と出場の意思はないと明かした。オリンピック出場のため、2011年にカンボジア国籍を取得しているが、マラソンを引退しても日本人には戻らず「外タレとしてやっていきます!」と、生涯カンボジア人を宣言していた。

この日、今年の干支にちなみ1日限りで「羊ひろし」に改名。羊のかぶりもの姿でおなじみの「にゃー」のギャグを「めぇー」に変えて披露するも、満席となった客席のウケはいまいちだった。「今年の干支だし、楽屋にこれ(かぶりもの)が置いてあったので、長いものに巻かれた」と後悔の念をにじませ、「この映画の主人公のように、どんな状況であれ自分の考えを突き通していきたい」と決意を新たにしていた。

また、今年の目標を書き初めで「メェ~ざせ伝説」とし、「リオで伝説になるような走りが出来るように、今年1年精進したいと思います」と語った。その後の取材で、昨年出場した仁川アジア大会のあと、同じ事務所に所属する久本雅美柴田理恵から「『感動した』というメールをもらった」と明かし、「今年の東南アジア競技大会で3位以内に入賞して、オリンピックに近づきたい」とすっかりランナーの顔だった。

映画は庶民が理不尽な抑圧を受けていた1930年代のアイルランドを舞台に、実在の活動家ジミー・グラルトンの生きざまを描いたドラマ。2014年カンヌ映画祭コンペティション部門に出品された。1月17日公開。

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