フェルト生地のぬくもりが伝わる「ムーミン」パペットアニメ、ポスター公開
2015年1月8日 10:00
[映画.com ニュース] 1970年代に製作されたムーミンのパペット(人形)アニメーションを、カラー補正や再編集を施してよみがえらせた「劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション」が劇場公開される。同作のポスタービジュアルを映画.comがいち早く入手した。
同作は、78~82年にトーベ・ヤンソン監修の下、テレビシリーズとして製作されたムーミンのパペットアニメーションを再編集し、カラー補正などを加えた劇場版。地球に彗星が接近する兆候が現れ、不安に怯えるムーミントロールとスニフは、彗星について調べるため、おさびし山にある天文台を目指す。旅の途中で出会ったスナフキンとともに数々の危険を乗り越えて天文台にたどり着いたムーミントロールたちは、そこで彗星があと4日と4時間44分後にやってくることを知る。
原作は小説シリーズの2冊目として46年に刊行された「ムーミン谷の彗星」。後に親友となるスナフキンやガールフレンドとなるスノークのお嬢さんなど、ムーミントロールにとって重要となる出会いの数々が描かれている。イカダに乗って旅するムーミントロールに「君たち、コーヒー持ってる?」と声をかけるスナフキンとの出会いの場面は、映画でも見どころのひとつだ。ポスタービジュアルは、ムーミントロールがパパやママとテーブルを囲む姿や、スナフキンとの出会いを描いたシーンの写真が使われ、フェルト生地で作られたパペットのぬくもりが伝わる1枚になっている。
劇場版として公開されるにあたり、トーベとムーミンの大ファンというアイスランドの歌姫ビョークが主題歌を書き下ろした。新たに吹き込まれた声を担当する声優陣も、幼い頃からムーミンを読んで育ったというデンマークの名優マッツ・ミケルセン、スウェーデンのピーター・ストーメア、ステラン&アレクサンダー・スカルスガルド親子など、北欧を代表する才能が集結している。2月28日から公開。
また今年は、フィンランドで製作された新作劇場版アニメ「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」も2月13日から公開される。