セイン・カミュ「自宅に不発弾。脱出機がハイジャック」衝撃の戦時体験告白
2014年12月21日 18:10

[映画.com ニュース] ドキュメンタリー映画「ふたつの祖国、ひとつの愛 イ・ジュンソプの妻」の酒井充子監督が12月21日、米国人タレント、セイン・カミュをゲストに迎えたトークイベントを公開中の東京・ポレポレ東中野で行った。
よう逝の韓国人画家イ・ジュンソプと、離れ離れになりながらも愛を貫き続けた日本人の妻・山本方子さんの姿を追う作品。日本人女性と国際結婚している観点で招かれたカミュは、「お父さんが日本人(母親の再婚相手)だし、6歳から日本に住み着いているから、日本人と恋に落ちるのは当然。かわいい子どもも3人いるしね」と話した。
映画の2人は朝鮮戦争などで引き裂かれたが、カミュも幼少の頃の戦時体験を告白。「銃撃戦が起こると、薬きょうを拾って自慢していた。自宅マンションで不発弾が見つかりエジプトに脱出することになったけれど、飛行機がハイジャックされ4時間機内に閉じ込められた。日本に来た時は、何て平和なんだと思った」と衝撃体験を振り返った。
そのうえで、「愛は万国共通で、人と人とを結ぶのに、愛に勝るものはないと感じた」と映画の感想。2人はイ・ジュンソプが40歳で亡くなるまで200通以上の手紙を交わしており、「あのラブレターはすごい。ひとつひとつの言葉に魂が宿っている。いい意味で恥ずかしくなるくらい。ここまで言われたら、もう溶けちゃうかも。愛の力があってこそと、いい教訓になりました」と感じ入っていた。
「ふたつの祖国、ひとつの愛 イ・ジュンソプの妻」は、第2次世界大戦中に東京の美術学校で出会ったイ・ジュンソプと山本方子が、その後の南北分断、朝鮮戦争などによって韓国と日本に分かれての生活を余儀なくされたが、手紙のやり取りを通じて愛をはぐくんだ軌跡を、方子へのインタビュー、当時の手紙などによって検証していく。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ミッキー17
【史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】転職したら…死んで生き返る“無限労働”だった!?
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画館は高すぎる!?
【そんな人に朗報】衝撃の価格破壊!! 2000円→750円になる“神・裏ワザ”教えます
提供:KDDI

「イノセンス」4Kリマスター版
【いま観ずに、いつ観る?】公開20周年記念、劇場“初”公開!“究極”の「イノセンス」が解放される
提供:TOHO NEXT

石門
就活中に妊娠、卵子提供のバイト、生活に困窮…壮絶、しかし共感する驚愕体験【100%超高評価作】
提供:ラビットハウス

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

異常な映画みつけました
【クレイジー】壮大VFXを監督がほぼ1人で製作、完成に12年、正確に言うと未完成…面白すぎる
提供:Henge