ボビー・オロゴン、初主演映画「ムーン・ドリーム」で自ら初メガホン
2013年4月4日 14:45
[映画.com ニュース] タレントのボビー・オロゴンが4月4日、初の主演映画「ムーン・ドリーム」の製作発表会見を都内で行った。オロゴンは主演に加えて本名の「近田ボビー」名義で製作、企画、脚本、そして初メガホンを務め「日本で感じた優しさや温かさを、海外に向けて発信したい。自分が監督できるとは思っていなかったが、他人に任せてしまうとその人のものになってしまうので」と本作への思いを明かした。
映画はオロゴンが来日直後に体験した実話をベースに、日本で夢を追いかける外国人の奮闘と、彼らを取り巻く差別や偏見といった厳しい現実を描く。「バスで忘れた大切な荷物が戻ってきたとき、日本人の優しさに触れ、この国なら自分を見つけることができると感じた」(オロゴン)と当時を振り返る。
会見にはヒロイン役の南沢奈央、ヒロインの父を演じる六平直政、セイン・カミュ、オープニング曲を歌う韓流バンド「GUYZ」のボーカルであるヤユが出席した。南沢は「撮影に入る前は正直不安もありましたが、ボビーさんの顔つきがふだんと全然違い、監督としての本気度が伝わった。演技も自然で、今まで会ったことない俳優さん」とオロゴンの手腕をベタボメ。また、六平も「日本人とは違った視点で、絆の温かさを描いて、とてもいい本(シナリオ)だった。現場では厳しい監督でしたよ」と手放しで絶賛していた。
映画には会見出席者に加えて、ダンテ・カーバー、布川敏和、竹原慎二、武蔵、ガッツ石松、中尾彬らが出演。宮野ケイジ監督が共同でメガホンをとった。
「ムーン・ドリーム」は初夏全国公開予定。