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ジュディ・オング、故郷のドキュメンタリーに感動! 若さの秘けつは「チャレンジ精神」

2014年12月20日 16:53

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(左から)エイミー・ツァン、ジュディ・オング、チー・ポーリン監督
(左から)エイミー・ツァン、ジュディ・オング、チー・ポーリン監督

[映画.com ニュース]2013年の金馬奨で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した台湾のドキュメンタリー映画「天空からの招待状」が12月20日、東京・大阪で公開初日を迎えた。急きょ来日したチー・ポーリン監督とプロデューサーのエイミー・ツァンが、都内劇場で舞台挨拶を行い、台湾出身の歌手で女優のジュディ・オングが花束プレゼンターとして登場した。

大きな花束を持って壇上に上がったオングは、開口一番「びっくりするくらい感動しました。一番最後は涙が止まらなかった。3回も4回も見たけど、出だしからなんてすごい絵画だろうと思うくらいきれい」と大絶賛し、「(その後)見ていくと、『あれ?この美しいところをこんなところに私たちはしてしまったんだろうか』という気付きもある」と、台湾の経済成長とともに犠牲になっていく自然の姿に心を痛めた様子で語った。

チー監督も子どもの頃からのファンというオングに「若さの秘けつは?」という質問が飛ぶと、「何にでも興味深々で生きている。人生好奇心を持っていると前に進むと思います。好奇心は自分へのチャレンジですよね。『もうダメ』と線を引いてしまうと、そこから老いが始まるの」と持論を展開し、「そうすると人生は楽しい。忙しいけどね(笑)。私はそちらを選んだということです」と穏やかに微笑んだ。

また、今作で日本語版ナレーターを務めた西島秀俊にチー監督は「西島さんに決まったというニュースを受けたときは鳥肌が立ちました。台湾版も有名な俳優さんだけれども、いわゆる“おじさん”です(笑)。西島さんは“イケメン”という印象です」と述べて会場の笑いを誘った。また、「このオファーを受けて頂いて感謝申し上げたい。声を聞いただけで彼の温かみを感じました」と称賛し、謝辞を述べた。

今作を製作する前は政府の航空写真家を23年間務めてきたチー監督は、「誰に相談しても、『ヒーローもヒロインもいない映画なんて撮ってもしょうがない』と言われました」と逆境からのスタートだったと明かし、「台湾で公開されて、台湾の人々も、もう一度祖国を見直そうという気持ちになってくれました。この映画を通じて、皆様が自分の故郷を大切にするという心を持って頂ければと思います」とアピールしていた。

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