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ツァイ・ミンリャン、リー・カンションが超スローで歩く姿を映した「西遊」を語る

2014年12月1日 16:43

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ツァイ・ミンリャン監督とリー・カンション
ツァイ・ミンリャン監督とリー・カンション

[映画.com ニュース] 第15回東京フィルメックスで、台湾のツァイ・ミンリャン監督の「西遊」が11月30日、特別招待作品として上映され、ツァイ監督とリー・カンションが観客からの質問に答えた。

2012年以降、ツァイ監督は僧に扮したリーが超スローモーションで歩く姿をとらえた短編を連作しており、「西遊」はその作品群に連なる最新作となる。を舞台に、レオス・カラックス作品の常連ドニ・ラバンが共演。ベルリン映画祭パノラマ部門で上映された。

これまで本シリーズは香港やマレーシアなど、各国で撮影されてきたが、今回の舞台となった南仏マルセイユについて、ツァイ監督は「地中海に面したマルセイユの夏の終わりの日差しが美しかったのが印象深い。マルセイユの光と共にこの撮影をしました」と振り返り、共演したドニ・ラバンを「時を刻んだ彫刻のような表情をしている」と評した。

ツァイ監督はこの作品群を「時間を撮った映画」で、「シャオカン(リー・カンションの役名)のゆっくりした時間と、普通の人々の間に流れる時間を表現した」と説明。「今の社会はあまりにも歩くのが速く、それは思考を伴わない速さ。忙しいと言うが、皆ちゃんと時間を使っていないのだと思う」と持論を語る。そして、作品の中のリーの設定を「唐の時代の三蔵法師が旅をするイメージ」だと明かした。

せりふもなく、ただただゆっくり歩みを進めるだけという難役についてリーは「歩き出すと、通行人や交通の問題が出てくるので、気持ちを集中させないとやっていけない。精神状態を平静に保つため、お経を唱えました。空の状態で、歩くことに集中しました」と振り返った。

ツァイ監督は、このシリーズで東京での撮影を予定していると明かし、「ぜひシャオカンと一緒にゆっくり歩いてみてください」と観客に呼びかけた。

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