山田孝之が赤羽で過ごした夏の記録「山田孝之の東京都北区赤羽」テレ東1月放送
2014年11月30日 05:00

[映画.com ニュース] 俳優・山田孝之が主演する「山田孝之の東京都北区赤羽」が、2015年1月からテレビ東京およびテレビ大阪の毎週金曜深夜に放送されることが決まった。14年夏、山田が赤羽(東京北区)で過ごした様子を記録したドキュメンタリードラマだ。
14年夏、ある映画の撮影中に、役と自分を切り離すことが出来なくなり苦悩していた山田は、赤羽に実在する個性的な人たちを面白おかしく描いた清野とおる氏の漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」を読み、感銘を受ける。「ここに行けば、見失った本来の自分を取り戻せる」と直感した山田は、信頼する山下敦弘監督に赤羽に向かうことを告げ、赤羽での自分の姿を撮影してほしいと依頼する。さっそく赤羽に降り立った山田は、「ウヒョッ!東京都北区赤羽」の作者で主人公でもある清野氏と会う約束をとりつける。
山田が清野氏や漫画に登場する赤羽の住人たちと交流しながら、自分の「軸」となるものを探していく姿に密着。俳優の綾野剛、やべきょうすけ、映画監督の大根仁、ミュージシャンの吉井和哉らとの交流も記録した。
その膨大な映像素材をもとに、山下監督が友人でもあるドキュメンタリー作家・松江哲明監督に声をかけ、共同で作品化。「2時間の映画にまとめてしまうのはもったないない」(松江監督)とテレビ東京に持ちかけたところ、全12話の番組として放送されることが決まった。
山田は「あの時期はやはり相当参っていたのだなあ、結構ヤバい所まで行ってしまってたのだなあと思った。しかし、そんな自分の姿がどうやら人から見ると面白いらしいので、面白いならいっかと今回の形に収まりました」と当時を述懐。山下監督は「2014年、山田孝之の“崩壊”と“再生”の記録を遅い時間帯ではございますが、じっくりと堪能してください」、松江監督も「僕はドキュメンタリー監督としての技術をぶち込み、何よりも北区民として恥ずかしくない作品を目指しました」と話している。
清野氏は「今年の夏頃に山田孝之さんが僕役で映画化されるというデマが流れたのですが、それはやっぱりデマです。僕は僕で、山田さんは山田さんのまま映像化されています」と打ち明ける。そして、「映像化したところで僕の原作は絶対越えられないだろうという自負もありました。でも、あっさりと原作を超えられてしまいました。さみしい」とコメントしている。
15年1月9日から毎週金曜深夜0時52分~1時23分放送。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ