ハリウッドで無人飛行機を利用した撮影が人気
2014年11月13日 09:30

[映画.com ニュース]ハリウッドで無人飛行機を利用した撮影が人気だと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じている。9月に米連邦航空局(FAA)が無人飛行機を利用した空撮を認可したことをきっかけに、撮影用に提供する業者のもとに問い合わせが殺到しているという。
カリフォルニア州サンディエゴを拠点にするAerial MOB社は、すでに映画やテレビ、CMの撮影に使用する目的で50件以上の問い合わせがあったという。すでに18件の撮影許可申請をFAAに提出し、2件の許可を得ている。
また、カリフォルニア州コロナを拠点にするVortex Aerial of Corona社のもとには、1日3件から5件の問い合わせがあるため、新たな無人飛行機の製造をスタートさせているという。これらの企業は、かつて米国内でサービスを提供していたが、数年前にFAAが規則を厳格化したため、南アメリカやカナダ、ヨーロッパで業務を展開していた。
今回の規制緩和により、ようやくアメリカ国内で同様のサービスを提供できるようになった。なお、FAAの新ルールによれば、無人飛行機を飛ばすことができるのは一般から隔離された地域で、夜の撮影は不可。また、高度は400フィート以下と定められている。今後ハリウッド映画では、無人飛行機を利用したダイナミックな空撮映像が増えることになりそうだ。
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