ファスナーメーカーYKKが短編アニメ製作 新進監督・石田祐康とPerfumeがコラボ
2014年11月6日 08:30
[映画.com ニュース] ファスナーのトップメーカーとして知られるYKKが、Fasten=「“つなぐ”ことの大切さ」というブランディングメッセージの発信を目的としたショートアニメを製作。「フミコの告白」「陽なたのアオシグレ」で注目される新世代のアニメーション作家・石田祐康監督が手がけた短編アニメ「FASTENING DAYS」を発表した。
近未来を舞台にした「FASTENING DAYS」は、ケイ(声:白石涼子)とヨージ(声:大浦冬華)という2人が、ファスナーを使ったお手製のハイテクマシンであらゆるものをつなぐことで街を守る日常を描いている。ベーシックなものから、伸張性ファスナー、水密ファスナー、蓄光ファスナーまで、劇中で2人が駆使するファスナーの数々は、実際にYKKが取り揃えているファスナーをモチーフにしている。
石田監督は、学生時代の09年に発表した短編「フミコの告白」が、YouTube上で300万回以上の再生回数を記録し、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞や2010年オタワ国際アニメーションフェスティバル特別賞を受賞。13年には初の劇場公開作品となる短編「陽なたのアオシグレ」も手がけている。思春期特有のみずみずしさとスピード感にあふれた映像が好評を博しており、「FASTENING DAYS」でも、主人公の2人がファスナーを使って周囲の人々をつなぎ、笑顔にしていく姿を疾走感たっぷりに描いている。
同作を手がけるにあたり、石井監督は「自分にとっても、そして他の多くの人にとっても広く親しまれている、あの“締め心地”を実現しているブランドのアニメーションを作れるとなればワクワクせざるを得ません」とコメント。アニメーション制作は、「陽なたのアオシグレ」も手がけたスタジオコロリドが担当した。
また、エンディングを人気テクノポップユニット「Perfume」の楽曲「Hurly Burly」が飾っている。16thシングル「Spending all my time」のカップリング曲として収録されている楽曲で、「小さなつながりの連続が、大きな可能性につながっていく」という作品のテーマと歌詞が合致し、疾走感あふれる曲調が映像とマッチすることから起用された。
「FASTENING DAYS」は10月30日から、公式サイト(http://www.ykkfastening.com/fd/)で全編を配信。日本語のほか、英語、スペイン語、フランス語、中国語の4カ国語で全世界に向けて公開され、各国YouTube上において、コマーシャル映像として展開される予定。
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