高畑充希「バンクーバーの朝日」で初の国際映画祭&ハワイプレミアに「すごく幸せ」
2014年11月3日 04:00

[映画.com ニュース] 女優の高畑充希が10月30日(現地時間)、米ハワイで開催中の第34回ハワイ国際映画祭のオープニング上映を飾った「バンクーバーの朝日」の舞台挨拶に石井裕也監督と出席。あでやかな着物姿で登壇した高畑は、劇中で歌う「Take Me Out to the Ball Game」をウクレレ演奏に合わせて生歌唱し会場を沸かせた。上映後は温かい拍手に包まれ、「息をのんだり声を出して笑ったり。お客さんのリアクションがとても良かった」と晴れの舞台で大きな手応えを感じていた。
1981年に始まり今回で34回目を迎える同映画祭は、例年30本以上の日本人監督作品が上映されている“親日”映画祭。石井監督は、「今も昔も生きづらさは変わらない。逆境をはねのけようとする若者の姿は今の時代にも通用すると思った」と製作の動機を明かし、ハワイプレミアに向け「ハワイには日系人も多いので親近感をもって見てもらえればうれしい。だけどこの作品は、世界中の人々に響く普遍的で今日的なテーマだと思っている」と語った。
1900年代初頭に新天地を求めてカナダへと渡り、過酷な肉体労働、貧困や差別と戦いながら生きた日本人移民たち。そんな人々に勇気と希望をもたらした実在の日系人野球チーム「バンクーバー朝日」の姿を描いた。妻夫木聡が主人公のレジー笠原、高畑はレジーの妹・エミーを演じた。
上映会場となったシネマコンプレックス「Regal Dole Cannery Stadium 18 & IMAX」の2劇場は約600人の観客で埋めつくされ、地元の日系アメリカ人たちからも熱烈な支持を得た。高畑は、「私は英語が話せないので英語で歌詞を覚えるのも大変だった。劇中は英語のセリフが半分くらいで難しかったけれど、頑張ったのでそこも注目してほしい」とアピールした。
また、高畑は鑑賞中「何度も泣きそうになった。すごく幸せだった」と語り、「何度見ても面白い映画だなと思った。見どころがしぼりきれないほどあるので、1秒たりとも見逃さないでほしい」。日本映画が同映画祭のオープニングを飾るのは15年ぶりのことで、石井監督は「本当にこの場に立てることを光栄に思う」と感慨深げ。本作は、先月行われたカナダの第33回バンクーバー国際映画祭で観客賞を受賞している。
第34回ハワイ国際映画祭はオアフ島で11月9日、ハワイ島・カウアイ島で11月13~16日開催。「バンクーバーの朝日」は、12月20日から全国で公開。
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