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「ハングリー・ハーツ」主演ロルバケル&コスタンツォ監督、観客からの絶賛に満足げ

2014年10月25日 13:15

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ティーチイン中にはコスタンツォ監督 のスマホから音楽が流れるひと幕も
ティーチイン中にはコスタンツォ監督 のスマホから音楽が流れるひと幕も

[映画.com ニュース] 第27回東京国際映画祭で10月24日、ワールド・フォーカス部門出品作「ハングリー・ハーツ」が、東京・TOHOシネマズ六本木で公式上映され、主演のアルバ・ロルバケルサベリオ・コスタンツォ監督がティーチインに登壇。ユーモアあふれる序盤から、徐々に破滅がもたらされていく本作の内容に対し、観客からは「エキセントリックで怖く、面白い」「片時も目が離せなかった」など絶賛コメントが飛び交い、ふたりは満足げにほほ笑んだ。

ニューヨークを舞台に、子育てをめぐって葛藤する夫婦の姿を描く。夫婦を演じたアダム・ドライバーとロルバケルは、第71回ベネチア国際映画祭で最優秀男優賞と女優賞をそろって受賞したことでも記憶に新しい。ロルバケルは、演技をするうえで苦心した点を「自分にとってこの仕事は難しくなかった。脚本が丁寧だし、アダム(・ドライバー)と一緒にこの仕事をして、すぐに共感を持つことができた」と胸を張った。

「素数たちの孤独」(2010)以来、2度目の同映画祭への招待となったコスタンツォ監督は「ここに来られてとてもうれしい。(本部門選考担当の)矢田部吉彦さん、招待してくれてありがとう」と挨拶。舞台をニューヨークにした理由を「イタリアではない遠いところに主人公を置く必要があった。それは大都市で暴力的で臭くて、アグレッシブである必要があった」と説明した。

また、ティーチイン中にイタリアの歌手ルチョ・バッティスティの音楽が聞こえてくるというひと幕も。音の出どころはコスタンツォ監督のスマートフォンで、苦笑を浮かべながら慌てて音源を切り、会場の爆笑をさらっていた。第27回東京国際映画祭は、10月31日まで六本木ヒルズを中心に開催。

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