柳楽優弥主演「最後の命」が邦画初出品の米チェルシー映画祭で脚本賞受賞!
2014年10月21日 10:00

[映画.com ニュース] 俳優の柳楽優弥が主演する映画「最後の命」が、米ニューヨークで開催されたチェルシー映画祭のコンペティション部門で最優秀脚本賞を受賞した。日本映画初となるコンペ部門出品での受賞という快挙を成し遂げた。
メガホンをとった松本准平監督にとって初めての映画祭出品作。渡米し同映画祭に出席した松本監督は、受賞発表時にはすでに帰国の途についており、日本に到着してからメールを見て受賞を知ったという。「新進気鋭の作家たちによる、本質を問う素晴らしい作品たちの中で、今回の賞を受賞できたことを大変誇りに思います。中村文則さんの原作の素晴らしさはもちろん、脚本に一緒に取り組んだ高橋知由さん、そしてこの映画に関わってくれたすべての方々に心から感謝し、今回の受賞の喜びを分かち合いたいと思います」と喜びのコメントを寄せた。
原作は、第133回芥川龍之介賞(「土の中の子供」)を受賞後、米国で「デイヴィッド・グディス賞」を日本人として初受賞した中村文則氏の同名小説。「まだ、人間」でデビューを果たした松本監督が、約4年ぶりの映画主演となる柳楽、蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」で主役に抜てきされた矢野聖人、 ヒロイン役で銀幕デビューを飾ったモデルの比留川游らを迎え、中村作品の初映画化に挑んだ。主題歌には、シンガーソングライターのCoccoの新曲「Snowing」が起用されている。
10月16~19日(現地時間)に開催された同映画祭は、ニューヨーク・チェルシーで2013年に始まり、若手の監督、プロデューサー、俳優を発掘、紹介することを目的に掲げ、普遍的なテーマを扱った作品を選定。一方、リスキーなタイプの作品が今後も製作されるよう、作品を手掛けるクリエイターたちを紹介することも使命としている。今年は、俳優のジャッキー・イド(「イングロリアス・バスターズ 」)らが審査員を務めた。
幼少期に凄惨な事件に巻き込まれ、その記憶に苛まれながら成長した桂人(柳楽)と冴木(矢野)が再会した夜、桂人の部屋で顔見知りの女が殺される。警察の取り調べを受けた桂人は、冴木が全国指名手配中の容疑者だと刑事から告げられる。冴木は何のために桂人に会いにきたのか。忌まわしい記憶のなかでもがき続けるふたりが、ラストに手にする希望とは。「最後の命」は、11月8日から東京・新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
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