第11回ラテンビート映画祭が開幕 スペイン美食ドキュメンタリーのソムリエが来日
2014年10月10日 14:20
[映画.com ニュース]スペインや南米などラテン文化圏の映画を紹介する「第11回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2014」が10月9日開幕し、新宿バルト9でオープニングセレモニーが行われた。
セレモニーには、オープニング作品である美食ドキュメンタリー「エル・ソムニ 夢の饗宴」に出演したバルセロナ郊外のミシュラン3つ星レストラン経営者で、ソムリエのジョセップ・ロカ氏が登場した。初来日となったロカ氏は、「兄弟から、日本の食文化の素晴らしさについて聞いていたので、今回実際に味わうことができてうれしい」と挨拶。
映画はロカ三兄弟が、「宇宙」「海の中」「求愛」「戦争」など12のコンセプトで作り出す芸術的料理の数々を、幻想的な映像と、魅惑的なオペラ音楽と共に映し出す。ロカ氏は「私のレストランでは、感情を込めて、他の世界を味わうことのできるような料理を出すことを目指している」と自身の料理に対するこだわりを語り、「新しい食文化の背景にある伝統的な食文化を描いている」と作品を説明した。また、ロカ氏がセレクトした日本酒「純米大吟醸 元」と、ワイン「Barbazul」(2011)が2人の観客に贈られた。
映画祭ではディエゴ・ルナ監督作「セザール・チャベス」、スペインの鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の「スガラムルディの魔女」など17作品を上映予定。イグレシア監督と女優のカロリーナ・バングによるティーチインも予定されている。
詳細ならびに、全上映作品は公式HP(http://www.lbff.jp)に掲載。「第11回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2014」は、新宿バルト9で10月13日まで、梅田ブルク7で24~26日、横浜ブルク13で11月7~9日開催。