前田敦子がツンデレ招き猫!?「神さまの言うとおり」に豪華アフレコ声優陣
2014年10月10日 05:00
[映画.com ニュース] 三池崇史監督が人気コミックを映画化する「神さまの言うとおり」のアフレコ声優陣が発表された。退屈な日常を送る高校生たちを突如として死のゲームにいざなう、可愛くも不気味なキャラクターに声を吹き込むのは、トミーズ雅、前田敦子、ダチョウ倶楽部、山崎努ら。「こんな組み合わせ見たことないぞという、バラエティに富んだものを目指しました」という三池監督の言葉通り、豪華で多彩な面々が集結した。
ゲームに負けた生徒たちを無慈悲に丸呑みする招き猫を演じた前田は、アフレコ声優初挑戦にして関西弁にもチャレンジ。「難しかった」と話すが、「三池監督が盛り上げ上手な方なので、ついつい役に入り込んで身振り手振りをしながら演じてしまいました」と振り返る。「ちゃんと声だけでツンデレにアプローチできたか不安です。でも、自分の中での最大限の甘えを出せたと思います(笑)」と“ねこなで声”に自信をみせており、三池監督も「歌手をやられているだけあって、声の出方がしっかりしていて、気持ちを声に乗せるのが抜群に上手でした」と太鼓判を押した。
映画での声優は初挑戦のトミーズ雅が担当したのは、“ダルマさんが転んだ”で動いてしまった生徒の首を容赦なくはね飛ばすダルマ役。すっかり役になりきり、「僕の顔もこんな感じでしょ?(笑)愛着が沸いてしまいましたよ」。フリートークの仕事が多く、“作品”に参加する機会が少ないと言い、「死ぬまで残しておきたい映像のひとつになりましたね」と充実感をにじませる。
「ダチョウ倶楽部」の肥後克広、上島竜兵、寺門ジモンは、3人そろって“かごめかごめ”のコケシの声を担当。声優初挑戦となった大ベテランの山崎からは「本当に楽しんでアフレコをすることができて最高でーす! このシロクマのキャラクターも大好きでーす!(笑)」と陽気なコメントが飛び出した。さらに、ドラえもんの声を担当する水田わさび、社会現象にもなっている「妖怪ウォッチ」のジバニャン役の小桜エツコが、ともにマトリョーシカに声を吹き込んでいることもポイントだ。
主演を務める福士蒼汰は、アフレコ収録を見学し、「皆さんがとても楽しそうに収録されていたので、ますます完成が楽しみになりました」と語る。第9回ローマ国際映画祭でコンペティション部門への出品が決定しているが、「これはもう見るしかない映画が出来上がりました! 自分もかなりテンションがあがっています。ぜひ、“声”にも注目してみてください!」とメッセージを寄せた。
「神さまの言うとおり」は、11月15日から全国で公開。