石田ゆり子、永作博美との共演作で「女優としてのスキル上がった」
2014年10月6日 20:10

[映画.com ニュース] 脚本家・岡田恵和が手がける連続ドラマ「さよなら私」の記者会見が10月6日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、主演の永作博美、共演の石田ゆり子、藤木直人、脚本の岡田が出席した。
物語は、誰もが羨む専業主婦の友美(永作)と独身でキャリアウーマンの薫(石田)が、同窓会をきっかけにかつての親密な友情を取り戻すが、薫と友美の夫との不倫が発覚してしまう。もみ合いになったはずみで階段から落ち意識を失う2人だったが、目覚めたときには心が入れ替わっていた。過酷な運命に翻ろうされながら、徐々に互いの心の内を知っていくというヒューマンドラマだ。
永作は、脚本を読んだ感想を「入れ替わりというものを正面から真っ向勝負で書かれている」と語り、「親友の心をえぐり取るような突き詰めたセリフもありながら、なぜかライトな日常を過ごしている不思議な空気が流れている。非常に新しいドラマだと思いました」と分析。だからこそ、「いつもより深く脚本を読み込めたような気がします。そうじゃないとできなかった」と役どころの難しさを語った。
石田も「撮影が始まった3カ月前より、ちょっとスキルが上がったかなというくらい大変な撮影でした」と“2人分”を演じる難しさを明かし、「40代の女がこんなに赤裸々にケンカするのは皆さん経験がないと思うので、見ていて気持ちがいいんじゃないかと思います」と、初回から繰り広げられる永作とのやり合いが見どころと明かした。
また、薫と不倫する友美の夫を演じた藤木は「この作品はSFでもファンタジーでもなく、対照的な生き方と価値観を持った女性を描いたヒューマンドラマ」と語る。さらに、「僕の役はあまり共感してもらえない役柄だとは思いますが、友美と薫をつなげるキーパーソンだと思って丁寧に演じました」と胸を張った。
岡田は、「女性2人の本当の内面を描き出す時にトリッキーな設定があると、普通描けない部分までセリフにできるんじゃないかと。ひとつだけリアルでない設定があることで、それ以外はオーソドックスでリアルな物語が描けるというつもりで書いた」とシリアスで他に類をみない本作に自信を覗かせた。「さよなら私」全9話はNHKで10月14日放送開始。
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