「でんぱ組.inc」主演の映画「白魔女学園2」、6月の事故を乗り越え撮影再開
2014年10月5日 07:10
[映画.com ニュース] アキバ系カルチャーに特化したアイドルユニット「でんぱ組.inc」が主演する映画「白魔女学園2」の撮影再開が10月4日、東京・東映本社で発表された。
6月15日に栃木・宇都宮市内の洞窟での撮影中、同ユニットの古川未鈴、相沢梨紗、夢眠ねむ、成瀬瑛美、藤咲彩音を含む計10人が一酸化炭素中毒で救急搬送されて以来、製作は中断していた。撮影再開の目途が立ったため、この日は「おはらい会見」が実施され、古川、相沢、夢眠、成瀬、藤咲、最上もがが出席した。
リーダーの相沢は「皆さんにはあの時はご心配をかけてしまった」と弁明し、「(事故直後)みんな意識はちゃんとあったまま病院に行っているので、検査をして、元気ということでここにいます!」と復調ぶりをアピール。メンバーの結束もさらに強まったそうで、「変わらず『でんぱ組.inc』は走り続けなきゃいけないので、ツアーだったりいろんな目標に向けて今日まで頑張ってきました。また、一段と大きくなれていたらいいな」と元気いっぱいに報告した。
撮影場所と待機場所が異なっていたため、メンバーで唯一搬送を免れたという最上は「その時はすごいびっくりしました」と当時の心境を語る。そして、「退院の知らせも聞いていました。スタッフさんもそれぞれついてくれていて、逐一報告はいただいていたので、安心して見守っていました」と笑顔を浮かべた。
関係者によれば、「通常よりも気温が低かったこともあり、発電機を回しすぎた」ことが事故の原因だという。撮影再開まで約4カ月を要したが、スケジュールの都合だと説明した。10月5日から、スタジオ内でのセット撮影が再開される。
本作は人気アニメ「けいおん!」「ガールズ&パンツァー」などの脚本家・吉田玲子が、「仮面ライダーフォーゼ」の坂本浩一監督とタッグを組んだ特撮作品の第2弾。2015年6月13日に公開される。