性転換モデルのA・ペジック、自身のドキュメンタリー製作に向けて資金募集
2014年9月27日 19:30

[映画.com ニュース] 中性的な美貌で「世界一美しい男性モデル」と呼ばれ、アンドロジニーとして活躍したスーパーモデルのアンドレイ・ペジック。今年初めに性別適合手術を受けて女性(アンドレヤに改名)になったことを公表したが、自身の半生と性転換に関する長編ドキュメンタリーの製作を企画し、米クラウドファンディングのキックスターターで資金を募っている。
現在23歳のアンドレヤは、男の子としてボスニア・ヘルツェゴビナに生まれ、内戦後には難民キャンプで暮らした経験を持つ。その後、8歳のときに家族とともにオーストラリアに移住した。アンドレヤは、幼い頃から女の子になりたいと願い、すでに13歳の時点で医師と面談したり、手術に関する情報を集めたりして準備を整えてきたという。モデルになったのも、当初は手術費用を稼ぐためだった。
ドキュメンタリー「Andrej(a)」について、アンドレヤは同じように性転換をした人や性転換を望んでいる人たち、そしてセクシュアリティの問題で悩んでいるすべての人たちに勇気を与えることができればと話している。エリック・ミクレットが監督を務め、2015年夏の完成・公開を予定。
キックスターターでは、出資は2ドルから可能。プロデューサークレジットやアンドレヤと一緒にファッションウィークに出席できるVIPチケットなどの特典を含む1万ドルまで、さまざまなプランと特典が用意されている。締切りは10月11日(www.kickstarter.com/projects/1303637372/andreja-the-documentary)。
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