優希美青&足立梨花「でーれーガールズ」1980年代チームが万感の撮了!
2014年9月24日 05:00
[映画.com ニュース] 原田マハ氏の小説を大九明子監督が映画化する「でーれーガールズ」の製作報告会見が9月23日、岡山・山陽女子中学校・高等学校で行われ、主演の優希美青と足立梨花をはじめ、共演の桃瀬美咲、石崎なつみ、杉浦香絵が出席した。
9月13日にクランクインした今作は、原田氏が2011年に上梓した同名小説が原作で、2人の女性の30年の時を越えた恋と友情の物語。1980年の岡山を舞台に、東京から転校してきた鮎子を優希、同じクラスの美少女・武美を足立が演じている。親友となった2人はある事件をきっかけに決定的な仲違いをしてしまうが、30年後、漫画家になった鮎子は母校での講演会で教師になった武美と再会。大人になった2人を、元宝塚歌劇団トップコンビの安蘭けい(武美)と白羽ゆり(鮎子)が演じるほか、岡山出身の甲本雅裕、桃瀬、前野朋哉が出演することでも話題だ。
この日は、“80年代チーム”がクランクアップ。万感の面持ちの優希は、「全国どこにでもありえる青春だと思います。この映画は地元が恋しくなったり、家族に会いたくなる作品なので、楽しみにしてください」とニッコリ。最も印象に残るシーンは、「武美(足立)とのぶつかり合い、そして離れていったシーンには本当に感情が入りました」と振り返る。一方の足立は、「方言指導の先生に最初はいろいろ直されましたが、今となっては何も言われなくなりました。岡山の人になれた気がします」とほほ笑む。
ロケ地となった岡山について、優希は家族旅行で訪問して以来2度目だといい「みなさん積極的で、私たちだけではなく、みんなで作っている映画なんだなって実感しました。あと、撮影場所でもあった鶴見橋がきれいでした」。Jリーグ名誉女子マネージャーを務める足立は、「サッカーを見に来たこともあります。駅周辺や一番街も歩いたりと、満喫しました。人の温かさを感じる街ですね」と明かし、地元出身の桃瀬は「みんな、岡山の良いところを言ってくれて、県民として嬉しいです」とはにかんでいた。
なお、会見には伊原木隆太岡山県知事も駆けつけ、「ご当地映画として本当にありがたいです。せっかく作っていただいた映画なので、岡山県民の方はもちろん、みなさまにぜひ見て頂きたいです」と相好を崩していた。
「でーれーガールズ」は、2015年2月に岡山で先行上映し、その後、全国で順次公開。