広島・福山の老舗劇場で映画製作!藤原令子&本郷奏多、取り壊し前日に撮了
2014年9月22日 05:00

[映画.com ニュース]122年間にわたり広島・福山市民に愛された老舗劇場・シネフク大黒座を舞台にした映画「シネマの天使」が製作され、女優の藤原令子と俳優の本郷奏多が出演していることがわかった。日本最古級の映画館として親しまれてきた同館だが、建物の老巧化などを受けて閉館。取り壊し前に映像に残したいと映画製作者が結集し、短期間で製作が決定した。広島出身の時川英之監督が、同館にまつわる実話をふんだんに盛り込んだ脚本を書き上げ、オール福山ロケで撮りあげた。
シネフク大黒座は、芝居や演芸ができる劇場「大黒座」として1892年に開館。1927年、45年、60年と3度の火災に見舞われながらも“不死鳥”のごとく再建され、90年代初頭からは4スクリーンで営業していた。今作は、8月31日の閉館から工事の始まる9月15日までの間を使って撮影され、取り壊し前日となる9月14日にクランクアップを迎えた。
主人公・明日香役の藤原は、今回の閉館について「初めて来た場所なのに、白くて大きなスクリーンを見たら『ここがなくなっちゃうんだ』ってとても残念な気持ちになりました。122年もの長い間、たくさんのお客さんとつくってきた物語、ずっとその人の心の中に残っていると思いますが、寂しいですね」と残念がる。本郷は、「12年も続いた大黒座の実際の歴史があるからこそ、この作品の説得力が出せていると思います。大黒座に通っていた方々が見たら、そこには作りものではない感動があると思うので、福山の皆様にはぜひ見ていただきたいです」とコメントを寄せている。
映画は、閉館を目前に控えた名画座・大黒座が舞台。劇場で働く女性社員・明日香(藤原)は、ふとしたことから映画館の歴史を熟知する謎の老人(ミッキー・カーチス)と館内で出会う。明日香の幼なじみでバーテンダーのアキラ(本郷)は、大黒座で映画を見て育ち、いつか映画を作りたいと夢見ていた。また、劇場の女性支配人は、関係者から閉館に対する様々な疑問を投げかけられ、思案の日々。そして閉館当日、明日香の前に老人が再び現れる。町の人々に愛されてきた劇場はその歴史にピリオドを打ち、最後に小さな奇跡を放つ。
「シネマの天使」は、2015年に広島で先行公開され、その後全国で順次公開を予定。
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