松方弘樹「老骨にムチ打った」主演作「銀座並木通り」に期待大
2014年9月10日 21:30
[映画.com ニュース] 俳優・松方弘樹が主演する映画「銀座並木通り クラブアンダルシア」の製作発表が9月10日、東京・銀座の高級クラブで行われた。黒服からクラブのオーナーにのし上がった、実在の人物がモデルの主人公を演じた松方を応援するため、銀座のホステス約40人が駆け付け花を添えた。
原作は「嬢王」「女帝」など“ネオン街もの”といわれる作品に定評のある倉科遼氏で、2009年に松方主演で「銀座愛物語 クラブアンダルシア」として映画化。しかし、倉科氏が「不本意だった」と再映画化を熱望し、松方も同じ役で再登板することになった。
撮影は約2年前で、「朝から撮影を始めて次の朝までということもあって、スケジュールが大変だった」と苦笑いで述懐。それでも、「和気あいあいと撮影ができたし、皆が頑張っていたので老骨にムチを打って頑張った。前評判もいいようなので、封切りが楽しみ」と期待を寄せた。
ベテランのホステスを演じた姿月あさとは初の映画出演。「どのようにしたらいいか分からず、松方さんやいろんな方に教えていただいての挑戦でした。ピュアな役柄なので、まっすぐな感じのマジメな女性を自分なりに演じました」と控えめに話した。
「銀座並木通り クラブアンダルシア」は、銀座で生き抜こうとするホステスの野心、悩み、恋などを、クラブ「アンダルシア」の黒服出身のオーナーの視点で描く人間ドラマ。その他の共演は渡辺大、江口ナオ、阿部祐二ら。9月13日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町など全国9都市で封切られる。