復帰の尾木ママ、仏俳優G・ガリエンヌとジェンダーを語る
2014年9月5日 13:20

[映画.com ニュース] フランスの演技派俳優ギョーム・ガリエンヌが来日し9月4日、都内で行われた初監督作「不機嫌なママにメルシィ!」の公開記念イベントに出席。教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹氏も登壇し、8月のけい椎手術から退院して以来初の公の場で、トークショーに臨んだ。
本作は、ジェンダーがモチーフに描かれる大ヒットコメディ。幼いころ、女の子として育てられていたガリエンヌの実体験から生まれ、本国フランスでは観客動員300万人を動員し、本年度のセザール賞5部門受賞に輝いた。ガリエンヌは監督・脚本のみならず、主役の「ボク」と「ママ」の1人2役に挑んでいる。
ガリエンヌは、本作に込めた思いを「単にセクシャリティだけではなく、ほかの人の期待に応えられなかったらどうしようという恐怖感を、いかに乗り越えるか」と説明。尾木氏は、教育評論家としての見地からも興味深かったそうで「現代の日本でも、自分探しをする学生や子供たちが多い。この映画と重なっていて、決してよその国の問題だとは思えなかった」と話した。
さらに尾木氏は、自身が“尾木ママ”と呼ばれるようになってからを振り返り「自分の中には女性の部分が半分くらいあるなと思ってから、それから人生が楽しくなった。世の中の見え方、風景も変わりました」と明かした。ガリエンヌもこれには同調しきりで「自分の中の女性性を認めることが大事。同時に、自分の中にある男性性をちゃんと受け止めるのも重要なのです」と力強く訴えた。
尾木氏は、イベント後の囲み取材で手術の影響について聞かれたが、「(手術以来)おつりがくるくらい元気になっちゃって。不思議ですね、結構大きな手術だったんですけど。(出血もほとんどなくて)ドクターが名医だったんです」と健康ぶりをアピール。さらに、最近自身のブログが炎上続きだということについて触れ、「ごめんなさい、いろんなところで迷惑かけて」と謝罪した。
「不機嫌なママにメルシィ!」は、9月27日から新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
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