タモリ「イグアナと同じ気持ち」でNHKスペシャルの司会を担当
2014年8月19日 20:25
[映画.com ニュース] タモリがNHKスペシャル「巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃」で司会を務めることになり8月19日、東京・渋谷区の同局での収録後に会見した。異常気象やスパー台風、巨大地震など昨今、世界各地で起こっている大災害を4回にわたり検証し、人類が地球大変動の時代をいかに生きていくかを見いだしていく内容。タモリは、「起きたからこそ分かったこともあるし、疑問だったこともなるほどという部分が随所にある。大変面白い番組になっていると思う」と手応えをつかんでいた。
もともと地層、断層などに興味があり、コンビを組んだ同局の上條倫子アナウンサーも「深く関心を持たれ、専門家もビックリの知識をお持ちなのに何よりも驚かされました」と尊敬のまな差し。ルーツは高校時代に群馬県沼田市にある河岸段丘に魅せられたことだそうで、「大学で東京に出てきて、まず行ってしまいました」と明かした。
知識が豊富なだけに、「家を持つときに、地面がどういう状態かを重点的に選んだ。東京は平らに見えるけれど、たらいの中に巨大なプリンを入れて揺らしているようなもの。比較的安定した所を選んだつもり」と説明。特に地震には造詣が深く、「日本列島は、4つのプレートがせめぎ合っている上にある。地震の20%は日本近海で起こるとも言われているし、住んで安全な所はひとつもない」と警鐘を鳴らした。
そのための備えも万全なようで、「防災グッズ、水と食料の備蓄、発電機はある。あと自慢ですけれど、昔の電気を使わない石油ストーブを九州に手を回して2つ持っています」とニヤリ。今年3月にフジテレビ「笑っていいとも」を降板して以降、初のメイン司会となるが「興味があることをやっているだけで、お笑いをやっている時と気持ち的には変わらない。何でもかんでもあるからバラエティであって、お笑いに限ったことではないからイグアナをやるのと同じ。機会があれば、こういう番組はまたやってみたい」と意欲を見せていた。