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スピルバーグが映画化した名舞台「ウォー・ホース ~戦火の馬~」が日本上陸!

2014年8月10日 04:30

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ジョーイを操る3人、左からジョン、カート、デイナ
ジョーイを操る3人、左からジョン、カート、デイナ

[映画.com ニュース] 少年アルバートと愛馬ジョーイに生まれた強い絆を描く、イギリスの児童文学を舞台化した「ウォー・ホース ~戦火の馬~」は、2007年にロンドンのナショナル・シアターで初めて上演されるや大評判をとり、ウエストエンドやニューヨークなど各地で「奇跡の舞台」と絶賛された感動作。スティーブン・スピルバーグ監督を魅了し、「映画化しなければ!」と決心させた名舞台が、ついに日本へ上陸。大きな馬のパペットを3人がかりで操って見事な感情表現をし、観客の涙を誘っている俳優たちに話を聞いた。

3人のジョーイ俳優は、それぞれまったく違ったバックボーンをもっている。もともとロンドンのパペット劇団に所属していたカート・ジェームス、ニューヨークで文楽を扱う劇団にいたジョン・ホッシュ、カナダを拠点にミュージカル女優として活躍していたデイナ・ティーゼンだ。カートは、「僕たちは3つのパートに別れてジョーイを演じている。まず、僕は頭部の担当で見る、考える役割。パペットの外側にいて、顔や耳を操作して感情表現をする。2人はパペットの中に入っていて、ジョンはハート(真ん中)の担当。向きを決めたり、息づかいを演じているんだ。デイナがやっている後方(お尻)の担当は前2人の動きについていくだけではなく、尻尾を操ったり、リアクションをとることも大事。3人の連携という点でも、文楽に学んだ点は多いんだよ」と話す。

この3人のチームワークと演技が、ジョーイに魂を吹き込んでいる。3人はまさに、一心同体だ。「たとえば僕はハートの役割として、息づかいだったらゆっくりか、激しくなのか。前後にいる2人の動きをパペットを通して感じ合いながら、演じるわけさ」(ジョン)、「この仕事の最も興味深く、重要なところは信頼こそがいちばん重要だということね。最初のうちは押し合ったり引き合ったりして、大変(笑)。みんな個人個人で俳優として活動していたから、自分のやりたいようにやることに慣れているでしょう。でも、この仕事では自分の選択ではなく、みんなの選択に従って演じることになる。やっていくうちに、だんだんとそれを考えなくても、心で感じながらできるようになるの」(デイナ)。

そこまで息が合うようになるには、“飲みニケ―ション”も有効だったそう。「毎日ね(笑)。僕らは働いている間、ずーっと肉体的にもくっつけられて、ほかの俳優たちにはない関係性が生まれてくる。それがいいことでもあり悪いところでもあるんだけど、3人で結婚しているみたいなもんなのさ(笑)」(カート)。

それにしても、馬を知り尽くしたリアルな演技は素晴らしいのひと言。演じる側として、パペットを通しての演技について、デイナは「私はこの仕事ができて、とても幸運だと思っているわ。動物を演じるという経験は、俳優としてのキャリアの上でも格段に成長するきっかけを与えてくれたと思う。動物っていうのは、反応がすごく素直でシンプルなの。だから環境にすごく敏感になって、聞くこと、見ることで周りに素直にリアクトするということを学べた。それに決断するときも、ほかの2人も一緒にしてくれるからプレッシャーが軽くなるという恩恵も感じているわ(笑)」と話す。

「スピルバーグ監督の映画と比べて見ることもおすすめ」と勧めるのは、ジョンだ。「これはもともと児童小説だった作品だけど、それがどう解釈されて舞台作品になり、映画になるのかということがよくわかって興味深かったよ。映画だからできること、舞台だからできることがそれぞれあって、どちらもそれぞれのできる表現を最大限にやってみせた作品だと思う。だから両方を見比べると面白いんだ」

この舞台の魅力は“シンプル”だということ。セットはごく最小限。映像もシンプル。そこが観客のイマジネーションを刺激し、ソングマンのストレートに響く声が物語に入り込むのをサポートしてくれる。「これは観客が、想像力をフルに使って楽しめる作品なの。目の前で起こっていることを見て、それを感じるという演劇本来の魅力をこれほど味わわせてくれる作品はめずらしいと思う。ストーリーに対しても自分の感覚や人生経験を使ってコネクションできるから、きっと誰にとってもユニークで特別な体験になるんじゃないかしら。私はそんな作品に関われたことを、心から誇りに思っているわ!」(デイナ)

「ウォー・ホース ~戦火の馬~」は8月24日まで、東急シアターオーブで上演中。

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