市川由衣「an・an」誌上で理想のセックスを明かす

主演作「海を感じる時」が9月13日に封切られる市川は、主人公の中沢恵美子に扮している。1978年に群像新人文学賞を戴冠した中沢けい氏の同名小説を安藤尋監督が映画化するもの。憧れの先輩・洋（池松壮亮）を一途に思いながらも拒絶される恵美子が、それでも必要とされたいと傷つき葛藤しながら大人の女性へと成長していく渦中で、さまざまなセックスの形が描かれている。

恵美子役を演じきった市川は「撮影中、恵美子の痛みがどんどん伝染してきて、後半は演技なのか、演技じゃないのか、自分でもよくわからないような状態になっていました。『セックスって何？』とか、究極を言えば『本当の愛って何？』とか……。様々な思いを抱えながら撮影に臨んでいました」と振り返る。

それだけに、「『海を感じる時』には、いろんな形のセックスが出てきます。今回、『an・an』さんのSEX特集とリンクする部分があり、この映画を取り上げていただいて、とても嬉しく思っています」と話す。撮影はほぼ女性のみのスタッフで行われたといい、「女性が考えるセックスはどこかせつなさがあって、それでいて幸福感に満ちた姿が表現されている写真になっています！　たくさんの女性の皆さんに、映画を含め見て頂きたいです！」とコメントを寄せた。

同誌で毎年夏に恒例となっている「SEX特集」だが、今回のメインテーマは“愛とセックス”。愛のあるセックスは何が違うのか、もっと愛されるためのセックスとか……を切り口に、読者アンケートやエピソード小説、有識者のアドバイス、グラビアページなどで構成されている。