中学3年生とは思えない女優・田辺桃子の言動に、中井圭&松崎健夫もビックリ
2014年7月28日 10:25

[映画.com ニュース] 俳優の斎藤工が初監督に挑戦した短編映画「半分ノ世界」が7月27日、東京・中目黒で無料映画上映&トークショーを行うイベント「ナカメキノ」で上映され、主演の田辺桃子が出席。映画評論家の中井圭氏、映画文筆家の松崎健夫氏とともに、撮影の裏話や今後のビジョンについて語った。
アーティスト・大橋トリオの楽曲「HONEY」をモチーフに、全日制高校に通う女子高生(田辺)と定時制高校に通う青年(井浦新)が、同じ机の落書きを通じて心を通わせていく姿を瑞々しく描き出したショートフィルム。インド発の青春映画「バルフィ!人生に唄えば」(8月22日より全国公開)の上映前、観客にサプライズで上映された。
本作で初主演を飾った田辺は、「こうして直にお客さんと触れられるのは新鮮でうれしい。工さんのこだわりがたくさん詰まった作品。15分ではもったいない気もするけど、15分だからこそ伝わる作品なのかなとも思う」と挨拶。斉藤監督と親交の深い中井氏は、「工君が『この作品が彼女名刺代わりになればいい』って話していて、男気あるなって思った」と裏話を明かし、田辺も喜んでいた。
田辺は、常に眼帯をして「半分ノ世界」だけを見ている寡黙な女子高生役を演じ、「ふだんは感情をセリフで言葉に乗せるけれど、今回はセリフがほとんどなかったのでどう思いを伝えたらいいか。撮影中も工さんと相談しながら、目線の動きや歩き方など小さなことも意識した」と丁寧に役作り。松崎氏は、「映画好きな斉藤さんならでは。映画はもともとサイレントなので、セリフがなくても誰もが見てわかるものだった。斉藤さんもそれをやろうしたのでは」と分析していた。
現在中学3年生の田辺は、「今は演技が面白い。私は静かで真面目なイメージがあるみたいだけど、普通にゲラゲラと笑うし、実際の自分とイメージにギャップがあるみたい。これからは『こういうのもできるんだ』って思ってもらえるように、色々な角度でキャパを広げて、私のイメージを壊していきたい」と意欲を語り、中学生とは思えないしっかりとした語り口に松崎と中井も驚いていた。
「半分ノ世界」は、スマートフォン向けエンタメ総合アプリ「UULA」で配信中。
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