ベルリン五輪の英雄ジェシー・オーエンス伝記映画にJ・サダイキスとJ・アイアンズ
2014年7月23日 19:20
[映画.com ニュース] 俳優のジェイソン・サダイキスとジェレミー・アイアンズが、アメリカの黒人陸上競技選手ジェシー・オーエンスの伝記映画「Race(原題)」に出演することが決定した。
1936年、ヒトラー支配下のドイツで開催されたベルリンオリンピックで、オーエンス選手は陸上短距離100メートルと200メートル、走り幅跳び、男子400メートルリレーの4種目で金メダルを獲得した。米国で配給を担当するフォーカス・フィーチャーズは、「オリンピックの伝説となったひとりの男の戦いにインスパイアされたドラマで、勇気や決意、忍耐、そして友情を描く魅力的な映画」とコメントしている。
このほど出演が決まったサダイキスは、オーエン選手のコーチを務めたラリー・スナイダー、アイアンズは当時のアメリカオリンピック委員会会長で、ナチスを支持していたアベリー・ブランデージに扮する。オーエン役には当初、英国の新鋭ジョン・ボヤーガ(「スター・ウォーズ エピソード7(仮題)」)がキャスティングされていたが、カナダ出身のステファン・ジェームズ(「リスナー 心を読む青い瞳」)に変更されている。
アナ・ウォーターハウスとジョン・シュラプネルが脚本を執筆。「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」のスティーブン・ホプキンス監督のメガホンで、7月24日からカナダ・モントリオールや独ベルリンのオリンピックスタジアムで撮影を行う。
サダイキスは現在、レスリー・ヘッドランド監督の新作コメディ「Sleeping With Other People(原題)」の撮影に参加している。アイアンズの主演作「リスボンに誘われて」は、9月13日から公開。