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福本清三“先生”と呼ばれ恐縮も、時代劇の隆盛を切実にアピール

2014年7月12日 14:11

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初日挨拶に立った福本清三と山本千尋
初日挨拶に立った福本清三と山本千尋

[映画.com ニュース] 斬られ役として50年以上のキャリアを誇る福本清三の初主演映画「太秦ライムライト」が7月12日、全国で封切られた。おひざ元の京都を含め関西での先行公開を経ての拡大で、福本は東京・新宿バルト9の満場の客席に感無量の面持ち。「この映画を皆さんの力で育ててやってほしい」と訴えた。

落合賢監督は、「1年半前に殺陣教室で教えてもらってから、福本先生と一緒に仕事ができ、時代劇が好きで守ってきた人たちが集まって初日を迎えることができました」と笑顔。「55年培われてきた主役を立てる業はすごい。主役で真ん中に立ってもらいたいのに、必ずフレームの外の方にいく。海老反りを何度もやってもらったけれど誰よりも動きが速くて、これほど腰の低い主役はいない」と称えた。

映画初出演でヒロインに抜てきされた山本千尋も、ド素人の私が格好良く見えていたのなら、それは福本先生や偉大な先輩たちのおかげ。太秦(撮影所)の素晴らしさを教えていただき、絶対に世界に広めていかないとと思いました」と最敬礼。何度も共演経験のある本田博太郎は、「福本さんの人生の集大成。虚と実が一緒になったセミドキュメンタリーのようで、台本上は(役名の)香美山さんと呼んでいたけれど、心の中では福本さん、やったねと思いながら撮影していた」と振り返った。

大絶賛のオンパレードにも、福本は「皆さんの後押しがあってやりましたけれど、やると決めた日から今日まで心配ばかりでした。決して主役ではありまへん。斬られ役をやっただけです」と照れることしきり。それでも、「時代劇が低迷している中、1本でも2本でも増えてくれることを願っています。いろんな時代劇があっていいと思うし、黄金期にはならないかもしれないけれど、応援してやってください」と話していた。

太秦ライムライト」は、半世紀続いていたテレビ時代劇の打ち切りで仕事が激減した斬られ役の俳優が、若手女優に請われ殺陣の師匠となり、時代劇の息吹を継承していく姿を描く。

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