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ガンダム40周年、2019年にリアル機動計画発表

2014年7月9日 17:20

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東京・台場に立つ等身大ガンダムの立像が動く!
東京・台場に立つ等身大ガンダムの立像が動く!

[映画.com ニュース]人気アニメ「機動戦士ガンダム」が2019年に迎える40周年に向けたプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」の記者発表が7月9日、都内で行われ、東京・台場に立つ等身大ガンダムの立像を実際に動かす計画が明かされた。

プロジェクト推進に当たり、アニメの製作を手掛ける創通、サンライズが一般社団法人「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」を設立。今月下旬~2015年2月にホームページで、実際に動かす「リアルエンタテインメント」部門と視覚効果などを使った「バーチャルエンタテインメント」部門に分けて、世界中からアイデアを募集する。

2015年秋に選考結果を発表し、翌16年に基本プランを発表。17年から18年を製作期間に充て、40周年となる19年秋に成果を発表する計画だ。アニメシリーズ総監督の富野由悠季氏は、「絵空事で考えていたことが、ようやく現実になろうとしている。製作者だけでなく、観賞者も巻き込んで新しいエンタテインメントのフィールドが構築し、次世代エンタテインメントの地平が見えてくればありがたい」と期待を寄せた。

等身大のガンダムは全長18メートル、設定上の重さは43.44トンでルナ・チタニウム合金という架空の素材。だが、プロジェクトの技術監修を務める早稲田大副総長・理工学術院の橋本周司教授は、コマツが開発した約半分のスケールの双腕重機「ASTACO」を例に挙げ、「ガンダムという対象に向かって、世界中の知恵と思いをまとめあげられることを見せたい。解はひとつではない」と意欲を見せた。

スペシャルゲストでロックバンド「LUNA SEA」「X JAPAN」のギタリスト・SUGIZOは、35年来のガンダム・ファンを自任。「僕らの世代はガンダムに強く大きなインスピレーションを受け、ミュージシャンやクリエイターになった。子どもの頃の夢が現実になろうとする新しい門出に立たせていただき恐縮している」と喜びをかみしめた。

ただ、富野氏は「心配なのは、僕は今、72歳。5年後はどうなっているか…」と自ちょう気味に懸念。これには、小説「機動戦士ガンダムUC」の筆者で作家の福井晴敏氏が、「僕やSUGIZOさんは幸いにして5年後は40代半ば。ガンダムが飛ぶところまで見届けたいと思う」と話し、笑いを誘っていた。

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