妻夫木聡、3DCGアニメ「STAND BY ME ドラえもん」で大人になったのび太の声優
2014年7月1日 17:00

[映画.com ニュース] 俳優の妻夫木聡が、アニメ「STAND BY ME ドラえもん」に声優出演していることが明らかになった。トヨタのCMシリーズで大人になったのび太を演じている妻夫木だが、今作でも大人になったのび太の声を担当する。
故藤子・F・不二雄氏の生誕80周年を記念して製作される同作は、「friends もののけ島のナキ」の八木竜一と山崎貴が共同で監督を務め、国民的アニメ「ドラえもん」を初めて全編3DCGアニメーション化。原作から厳選されたエピソードを再構成し、ドラえもんとのび太の出会いから別れまでが描かれる。
今回の出演について妻夫木は、「ドラえもんは国民的漫画なので、自分が声をやらせていただいていいのかという葛藤がすごくありました。のび太の声ですもん。越えちゃいけない壁があるような」と戸惑いもあったという。プロデューサーの梅澤道彦氏(シンエイ動画)は、CMで妻夫木が大人になったのび太を演じていることに違和感がなかったことから、「今回映画の中に青年のび太が登場するということで試行錯誤してみましたが、やはり妻夫木さんの顔が浮かびました。そして妻夫木さんにお願いしたいと思い、オファーしました」と起用理由を説明。その熱意に動かされた妻夫木は、「『どうしても僕でお願いしたい』と制作のみなさんから何度もオファーをいただいて、そこまで言っていただいたので、その言葉を信じてやらせていただきました」と出演を決意した。
4月に行われたアフレコで妻夫木は、「『やるからには全部のび太にならないと』と思ってやらせてもらいました」と、自前の眼鏡をかけてビジュアルからのび太になりきって収録にのぞんだという。仕上がりを聞いた監督たちからは「本当に声変わりしたのび太くんそのもの」と絶賛されたそうで、妻夫木も「本当に緊張しました」と胸をなでおろしたという。
「STAND BY ME ドラえもん」は8月8日から全国公開。
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