FROGMAN版「攻殻機動隊ARISE」がいよいよ完結!
2014年6月20日 07:00
[映画.com ニュース] バランス栄養食で有名なカロリーメイトと、テレビアニメ「秘密結社 鷹の爪」で知られるFROGMAN監督のコラボレーションによって生まれたパロディアニメプロジェクト「チャンネル5.5」。同企画のシーズン2にあたるFROGMAN版「攻殻機動隊ARISE」の最終話「攻殻機動家族」が、6月18日午前11時から「チャンネル5.5」の公式サイトで公開された。
「攻殻機動隊ARISE」は、士郎正宗氏原作によるSFコミック「攻殻機動隊」の25年前を描いた劇場用アニメだが、FROGMAN版では、世界観を大胆に再構成したパロディ作品として描かれている。第1話から第3話までが「チャンネル5.5」公式サイトで公開されており、現在も視聴可能。主人公・草薙素子の仏頂面が原因で、彼女が所属する公安9課が同好会にまで降格させられてしまう「降格機動隊」や、筆記試験の最中に素子が電脳ネットワークを通じて堂々とカンニングする「こう書く機動隊」など、日本を代表するSFアニメが、まったく違う持ち味の作品に仕上がっている。このほど公開された最終話では、素子とバトーが子持ちの夫婦という禁断のパロディに挑戦する。
これまで通り草薙素子役は、「鬼灯の冷徹」のピーチ・マキ役を演じた上坂すみれが担当。さらに最終回ではバトー役として、「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役などで知られる声優・梶裕貴が起用された。少年役のイメージが強い梶が、年配で戦闘経験豊富なバトー役をどのように演じるかが見どころのひとつとなっている。
最終回の収録を終えた上坂は、「素子とバトーが夫婦という、これまでで一番“パラレルワールド”な設定となっていて、最後まで不思議な気持ちで収録していました」と心境を語った。一方、バトー役を演じた梶は「正直、最初はお断りしようと思いました」と振り返り、「監督からバランスの悪いキャスティングがひとつのテーマだとおうかがいして、開き直って思いっきり演じさせて頂きました」とオファーの内情を暴露。演技については生活感丸出しの現代的な若者を意識したと明かし、ゆとりバトーや平成バトーといった言葉で自らの演ずるバトーを表現した。(トーキョーアニメニュース)