NHK連ドラ初主演・千葉真一の“ドログバ級”存在感に小泉孝太郎が心酔
2014年6月16日 16:30

[映画.com ニュース] 俳優・千葉真一が主演するNHK-BSプレミアムのよるドラマ「おわこんTV」(7月1日スタート、毎週火曜午後11時15分)の完成試写が6月16日、東京・渋谷区の同局で行われた。2007年の大河ドラマ「風林火山」以来となるNHKドラマへの出演で、初の主演となる千葉は「千葉で大丈夫かという声はあると思うが、久しぶりにいいオファーをいただき戸惑いながら手探りでやらせていただいた」と充実した表情をにじませた。
おわこんとは、「終わったコンテンツ」と揶揄(やゆ)するテレビ業界の隠語で、千葉は弱小テレビ制作会社の社長を喜々として演じている。舞台となる会社名がチョコレートTVであることから、原作の水野宗徳氏の同名小説に「人生はチョコレートの箱の中のようなもの」というセリフで知られる映画「フォレスト・ガンプ 一期一会」のイメージをつかみ、「刺激的な役で、社長を演じることにずっとかっとうはあったが、監督にいろいろな意見を持っていって新しい形をつくり上げられたのではないか」と新境地を強調した。
撮影はタイトなスケジュールだったが、「初日から、(共演者が)今日初めてあった人とは思えないような雰囲気で役に入り込めた。皆がいい形で溶け込んで仕事ができた」と笑顔。ドラマ全8回だが、「原作を読めば読むほど、もう少しやってみたいと思う。あと10本やれば本物の役になりきれる」と続編を熱望した。
ドキュメンタリーのディレクター役の小泉孝太郎は、大先輩との初共演に「ものすごい存在感で、いらっしゃるだけで雰囲気が激変する。まるで、コートジボワールのドログバのようです」と、サッカーW杯で日本が逆転される直前に投入されチームを活性化させたカリスマ選手にたとえ絶賛。その日本対コートジボワール戦を中継したNHKは46.6%の高視聴率を獲得したが、「撮影中でリアルタイムでは見られなかったが、どうにか決勝トーナメントにいってほしい」と日本代表にエールを送った。
小泉の的確な受け答えに、千葉は「清潔感があって素晴らしい。こんな人は政治家になった方がいい」と大胆な提案。これには小泉も苦笑いで、「この世界にいさせてください」と懇願するしかなかった。
「おわこんTV」は、ドキュメンタリーのやらせ、予算削減、不眠不休の職場環境など下請けのテレビ制作会社が抱えるさまざまな問題を取り上げながら、社員たちががけっぷちで踏みとどまり仕事に生きがいを見いだしていく姿を描く。その他の共演は片瀬那奈、福田沙紀、市川由衣ら。
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