佐々木心音「マリアの乳房」初日に衣装新調も「着たら恥ずかしくなった」
2014年6月15日 12:10
[映画.com ニュース] 新しい愛の形を6人の監督が追求するシリーズ「ラブストーリーズ」の第1弾となる「マリアの乳房」が6月14日、東京・新宿K’s cinemaで封切られ、主演の佐々木心音、大西信満、瀬々敬久監督らが舞台挨拶に立った。
佐々木はこの日のためにあつらえたというセクシーな衣装で登場。「気合いを入れて作ったんですが、着てみたら恥ずかしくなって…。珍しく高いヒールも履いてきたけれど、誰よりも背が高くなっちゃった」とはにかんだ。
触れた人の死期が分かってしまう超能力を持つ売春婦という役どころ。だが、「比較的、自分と似ている面があったので変に意識せず、監督にも言われたんですけれど、その場で感じたままにやるようにしていました」と振り返った。
松永拓野とのラブシーンでは、初めての年下相手で「Sっ気が出た」と雑誌のインタビューなどで告白していた。その話題を振られた松永は、「僕も(ラブシーンが)初めてで、よく分からずにやっていたところをしっかりリードしてくれた。本当にお任せで助けてもらいました」と照れることしきりだった。
相手役となった大西は、わずか4日間の撮影を「スケジュールがタイトだったので、考える間もなくひたすら食らいついていくだけだった」と述懐。そして、「(佐々木が)初日に転んでひざをすりむいたので大丈夫かなと思ったけれど、ちゃんと超能力者になっていました」と暴露を交え称えていた。
「マリアの乳房」は、かつて超能力少女として一世を風びしながら表舞台から姿を消し、売春婦として暮らしている真生の前に、立花という男が現れ「超能力を撮影したい」と申し出る。2人の人生が交錯することによって、秘められた真実が浮き彫りになっていく。